大輪フリンジ八重咲きトルコギキョウ「ボヤージュ」シリーズ新品種発売 サカタのタネ2024年7月11日
サカタのタネは、トルコギキョウ「ボヤージュ」シリーズに、濃ピンク系の新品種「ボヤージュ(2型)ホットピンク」と「同(2型)チェリーピンク」を追加。営利生産者向けの種子を11月上旬から発売する。
濃ピンク系の新品種「ボヤージュ(2型)ホットピンク」(左)と「同(2型)チェリーピンク」
「ボヤージュ(2型)ホットピンク」は、落ち着いた濃いピンクの花色で、特に寒冷地の夏から秋出荷に向く品種。秋出荷では高温期の栽培となるため、草丈がとりにくい、花弁数が少なくなりやすいなど、高品質な切り花の生産が難しい時期だが、この品種は高温環境下でも十分な草丈、枝数、花の大きさで出荷できる。さらに、花弁数が多く、フリンジや花弁の巻きもよく、立体的な花形が特長。同品種は第68回全日本花卉品種審査会ユーストマ(秋出し)で1等特別賞を受賞している。
「同(2型)チェリーピンク」は、ホットピンクよりも少し赤みがかった濃いピンクの花色で、特に温暖地の年内出荷に向く品種。同品種も花弁数が多く、フリンジや花弁の巻きもよい。定植後のチップバーン(葉先が枯れる生理障害)や、冬場の低日照によるブラスチング(花芽の生育が止まる生理障害)が発生しづらく、切り花の安定供給に貢献する。
「ボヤージュ」は、冠婚葬祭需要が高い大輪フリンジ八重咲きのシリーズ。トルコギキョウではピンク系が重要色の一つとされ、特にライトピンク系の需要が多数を占めているが、近年のブライダルの多様化や、葬祭スタイルの変化、色が細分化されることの多い推し活向けの花需要の高まりから、濃ピンク系の需要拡大を見込んでいる。
両品種の価格は、それぞれペレット種子1袋1000粒入りで6600円(税込)。全国の種苗店、JAルートを通じて販売。
おすすめ出荷時期
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































