「令和6年度中国地方発明表彰」島根県発明協会会長賞、発明奨励賞を受賞 三菱マヒンドラ農機2024年10月31日
三菱マヒンドラ農機は、(公社)発明協会が主催する「令和6年度中国地方発明表彰」で、島根県発明協会会長賞と発明奨励賞を受賞した。
優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰する地方発明表彰は、1921(大正10)年から続く、歴史ある発明表彰制度。その発明が地域産業にいかに貢献しているかという観点から、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分けて実施している。
三菱マヒンドラ農機は、本社のある中国地方においての受賞。島根県発明協会会長賞として「コンバインの選別フルオート制御装置」(特許番号:第6578123号)と、発明奨励賞として「測位情報取得ユニットにおける電源維持制御」(特許番号:第7336313号)の2件を受賞した。
<島根県発明協会会長賞>
■コンバインの選別フルオート制御装置
コンバインの選別部にセンサを設置し、検出される籾や藁屑の量に応じて、篩選別のフィンの開度と風選別の際のファンの風量の強さを自動制御。これによりオペレータの習熟度にかかわらず、車速を上げて作業を行っても選別精度を維持したままの高能率作業を実現。また、多様な作物条件(青材、高水分材料、高収量材料など)への適応性を向上させた。

コンバインの脱穀・選別部(左) 篩選別部センサ(中央) 篩選別断面図(フィン)(右)
<発明奨励賞>
■測位情報取得ユニットにおける電源維持制御
機体位置情報の衛星測位に利用する測位情報取得ユニットについて、エンジンが停止しても一定時間、測位情報ユニットの電源を維持できるようにした。これにより自動操舵を使う作業の合間に燃料補給などでエンジンを一時的に停止しても、走行機体の位置情報の測位状態を保持できるため、作業再開がスムーズになった。

本特許の使用例:自動操舵システムSE-Navi
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































