クボタ「KSAS」が環境ラベル「みえるらべる」取得を支援 農業の脱炭素化を後押し2025年8月1日
株式会社クボタは、同社の営農支援システム「KSAS(ケーサス)」において、農林水産省が推進する環境ラベル「みえるらべる」の取得を支援する新機能を2025年7月30日より提供開始した。農業の環境負荷低減を見える化し、持続可能な農業の実現を後押しする。

株式会社クボタは、営農支援システム「KSAS(Kubota Smart Agri System)」に、農林水産省の環境ラベル「みえるらべる」取得を支援する機能を追加し、7月30日より提供を開始した。
「みえるらべる」は、農業における温室効果ガスの排出量や削減への貢献度を星の数で可視化する仕組みで、化学肥料・農薬の使用量、水田管理、化石燃料の使用量などを基に算定される。農業生産者の環境負荷低減への取り組みを消費者に伝えることで、環境配慮型農作物の普及と生産者の付加価値向上につながる取り組みとして注目されている。
今回、KSASでは米の生産を対象に、従来は別途必要だった各種算定・報告手続きを、KSAS上で一括して実施可能とした。これにより、温室効果ガス排出量や地域慣行との比較による削減率の算出、農水省への報告、ラベルの等級取得までが効率化される。
同機能は、環境負荷低減の見える化支援を行う営農支援システムとしては国内初の取り組み。クボタは水田における中干し期間の延長によるメタン排出削減や、J-クレジット創出の支援など、農業の脱炭素化を進める中で、今回の機能拡充が持続可能な農業の後押しになると期待している。
KSAS会員であれば無料で利用可能で、KSAS Marketplaceより申し込みを受け付けている。なお、「みえるらべる」取得済み農作物は、クボタが展開するECサイト「クボタべっぴんふぁーむ」での販売も予定されている。
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