井関農機とNEWGREENの「アイガモロボ」 Xtrepreneur AWARD 2025でグランプリ受賞2025年9月4日
井関農機株式会社と株式会社NEWGREENは、共同開発した自動抑草ロボット「アイガモロボ」が、Forbes JAPAN主催「Xtrepreneur AWARD 2025」のグランプリを受賞した。有機水稲栽培における省力的な雑草防除技術として期待されている。

井関農機株式会社と株式会社NEWGREENは、共同プロジェクト「アイガモロボ」により、Forbes JAPAN主催・経済産業省後援の「Xtrepreneur AWARD 2025」でグランプリを受賞した。
同アワードは、複数の企業が資産や強みを組み合わせ、新たな価値を創出し社会課題の解決に挑むプロジェクトを顕彰するもので、「日本初・グローバル性」「社会的インパクト」「意外性」の3点が審査基準となっている。
「アイガモロボ」は、水田内を自律走行して土を巻き上げ、濁りを発生させるとともに、土を雑草の種子や芽の上に堆積させることで雑草の発生を抑制するロボットである。ソーラーパネルを搭載し、太陽光発電によるクリーンエネルギーで稼働する。
農研機構、東京農工大学、NEWGREEN(旧:有機米デザイン)、井関農機の共同実証試験では、導入区での収量が平均10%増加し、機械除草回数は58%減少したことが確認された。有機水稲栽培における省力的な雑草防除技術としての普及が期待されている。
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