農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
全国35拠点で中古農機具を売買する「農機具王」と、肥料販売・栽培指導を手がける「アグリスイッチ」事業部は、農業の再編を「次世代につなぐ機会」と捉え、新たな取り組み「週末農業プロジェクト」を始動する。

農家の減少は危機であると同時に、再編による新しい成長のチャンスでもある。両社は、中古農機の流通と栽培指導で、農業を"次の世代にバトンタッチできる産業"へ変えるとともに、週末農業プロジェクトを通じて、都市部の若手や副業人材が農業に関われる仕組みを広げ、地域農業の担い手不足を補いたいと考えている。
その取り組みの一つが、農機具王による中古農機の流通による農地継承支援。高齢農家が手放す農機を新規就農者や若手農家へ橋渡しする。新品より低コストで導入できるため、経営参入のハードルを下げ、遊休農機を循環させることで農地の維持・活用を後押しする。
一方、アグリスイッチによる栽培指導による新規参入者支援では、新しく農業を始める人に向け、ゼロからの栽培マニュアルや現場指導を提供。肥料の選び方から病害虫対策まで伴走支援し、成功確率を高め、「農業の経験がなくても挑戦できる環境」を整備する。
さらに、「週末農業プロジェクト」では、副業可能な企業の若手社員を対象に、週末に農地で農作業を実践する仕組みを構築。1反あたり 売上16〜20万円/純利10万円を目安に、持続可能な副業モデルを提示する。また、中古農機を活用した低コスト参入+アグリスイッチの栽培指導により、初心者でも安心して農業に関われる仕組みを提供。農地維持と新たな担い手創出の両立を目指す。
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