愛媛県産の新かんきつ「紅プリンセス」3月から本格販売開始2025年2月14日
「紅コレクション」と称する愛媛県産のオリジナルかんきつ3品種「紅まどんな・紅かんぺい・紅プリンセス」から、20年の歳月を経て実った「紅プリンセス」の本格販売が3月からスタート。出荷開始に先立つ2月11日、愛媛県の中村時広知事らが出席し、お披露目の発表会が都内で開かれた。

「紅プリンセス」お披露目会で。
左からみきゃん、食べチョクの秋元社長、中村知事、みかん研究所長の藤原文孝さん
かんきつ王国・愛媛県では40種以上の様々なかんきつを栽培。中でも多くのファンが毎年その登場を心待ちにする高級ラインの紅まどんなを母に、紅かんぺいを父に交配して生まれたのが「紅プリンセス」となる。

紅プリンセス
紅プリンセスは、愛媛県農林水産研究所果樹研究センターみかん研究所が育成したもので、品種名は「愛媛果試第48号」。開発過程にある2018年には西日本豪雨災害によって愛媛が被災、多くのみかん畑やビニールハウスなどが土砂被害を受けたが、紅プリンセスのおおもととなる原母樹は奇跡的に被害を免れた。長い時間と手間をかけてようやく実った紅プリンセスは、今年から一般市場への本格販売が始まる。
発表会では中村知事が登壇し、みかん研究所で栽培された「紅プリンセス」を一足早く披露。昨夏の猛暑や先日の寒波など気候の影響によって育成状態が懸念されたが、無事収穫できたた紅プリンセス・紅かんぺいが参加者に振る舞われた。

紅コレクション3品種の特徴
中村知事は「紅プリンセスは、親品種である紅まどんなと紅かんぺいのまさに"いいとこどり"の品種。これら3品種を『紅コレクション』として売り込むことで、名実ともにかんきつ王国としての地位を固めていきたい」「復興で傷ついた産地が活性化するよう、先頭に立って紅プリンセスをPRしていく」など意気込みを語った。
また、オンライン直売所「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン社長でこの日、ゲストとして参加した秋元里奈さんは、紅プリンセスを試食し「香りが豊かで果汁もたっぷりあり、感動するおいしさ。人に教えたくなるインパクトがある」とコメント。会場では、紅プリンセスと紅かんぺいを使った軽食と紅まどんなのジュースも提供され、参加者は愛媛の「紅コレクション」それぞれの美味しさを堪能した。
重要な記事
最新の記事
-
【畜酪政策価格最終調整】補給金上げ実質12円台か 19日に自民決着2025年12月18日 -
【11月中酪販売乳量】1年2カ月ぶり前年度割れ、頭数減で北海道"減速"2025年12月18日 -
【消費者の目・花ちゃん】ミツバチとともに2025年12月18日 -
一足早く2025年の花産業を振り返る【花づくりの現場から 宇田明】第75回2025年12月18日 -
笹の実、次年子・笹子【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第369回2025年12月18日 -
虹コンのレインボーファーム「農閑期は焼肉ぴゅあに行くっきゃない!」スタンプラリー実施 JA全農2025年12月18日 -
「淡路島産白菜」使用 カレーとシチューメニューをハウス食品と提案 JAグループ兵庫2025年12月18日 -
畜産の新たな社会的価値創出へ 研究開発プラットフォーム設立 農研機構2025年12月18日 -
佐賀の「いちごさん」表参道でスイーツコラボ「いちごさんどう2026」開催2025年12月18日 -
カインズ「第26回グリーン購入大賞」農林水産特別部門で大賞受賞2025年12月18日 -
軟白ねぎ目揃い会開く JA鶴岡2025年12月18日 -
信州りんご×音楽 クリスマス限定カフェイベント開催 銀座NAGANO2025年12月18日 -
IOC「オリーブオイル理化学type A認証」5年連続で取得 J-オイルミルズ2025年12月18日 -
【役員人事】クミアイ化学工業(1月23日付)2025年12月18日 -
油糧酵母ロドトルラ属 全ゲノム解析から実験室下での染色体変異の蓄積を発見 東京農大2025年12月18日 -
約1万軒の生産者から選ばれた「食べチョクアワード2025」発表2025年12月18日 -
兵庫県丹波市と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月18日 -
乳酸菌飲料容器の再資源化へ 神戸市、関連14社と連携協定 雪印メグミルク2025年12月18日 -
特別支援学校と深める連携 熊谷の物流センターで新鮮野菜や工芸品を販売 パルライン2025年12月18日 -
東京の植物相を明らかに「東京いきもの台帳」植物の標本情報を公表2025年12月18日


































