抹茶ブームに対応 てん茶加工場を増設 坂之上製茶と立地協定を締結 鹿児島市2025年6月12日
「地域の稼ぐ力」の向上に取り組む鹿児島市は、抹茶の原料となる碾(てん)茶の加工場を増設する有限会社坂之上製茶と立地協定を締結した。
立地協定の締結式。右から鹿児島市の下鶴隆央市長、坂之上製茶の坂之上勝利社長、
鹿児島県商工労働水産部の木村仁士次長(2日、鹿児島市役所)
坂之上製茶は1994年4月に設立。荒茶生産量が日本一となったお茶どころ鹿児島県において、自社茶畑での茶の栽培や、煎茶及び碾茶の製造販売を手がけている。同社は、2024年3月には小売およびドリンクを販売する坂之上製茶SABOを開店。茶摘み体験や美味しいお茶の淹れ方を学べるワークショップを開催するなど、地域住民の交流の場になっている。
全国的に煎茶の需要が落ち込む一方、国内外で抹茶ブームが高まり、取引先の大手飲料メーカーから、抹茶の原料である碾茶の増産要望がある。こうした旺盛な需要に応えるため、同社は既存工場の改修と機械設備投資を実施。自社で茶の生産から碾茶加工まで行い、「鹿児島市(松元地域)産の碾茶」として世界へ発信する同社の取組は、鹿児島市の産業の活性化と地域の稼ぐ力の向上に大きく貢献すると期待される。
◎増設する有限会社坂之上製茶碾茶工場の概要
所在地:鹿児島市直木町2909番地1、2909番地2
用地面積:1,013.22㎡(306.49坪)
工場面積:873.94㎡(264.37坪)
操業開始:令和8年4月(予定)
従業員数(計画):従業員数22人(うち新規雇用者数12人)※5年目
事業内容:碾茶加工
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