サツマイモ 遺伝子解析へ一歩2017年3月14日
(公財)かずさDNA研究所と農研機構、中国農業科学院、中国農業大学、韓国生命工学研究院、韓国農村振興庁は共同で、サツマイモの栽培品種と野生品種の塩基配列の違いを解析したと10日、発表した。
サツマイモは食用のほか、デンプンの原料、飼料用にも使われ、さらにはやせた土地でも他の作物と比べ高い収量が得られるため、アフリカなど食料不足の地域での導入が進んでいる。このため、サツマイモの新品種開発が世界で行われている。サツマイモは15本ひと組の染色体を6セットもち、ゲノム解析が困難なため、この解析に期待されていた。
今回、サツマイモの栽培品種のゲノム上にある野生種の塩基配列の違いを解析。ゲノム解読を実現するうえで必要となる基盤情報が提供できるようになった。
これにより、遺伝地図をもとに、病害虫抵抗性や収量性など、農業形質に関連する遺伝子の位置を特定できるようになった。また、ゲノム育種に必要なDNAマーカーの開発など、新品種の育成の効率化に期待されている。
栽培種のゲノム解析は平成24年に日本と中国、韓国の3か国が共同で行うことを合意していた。
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日