【コラム・消費者の目】「異物混入問題」に思う2015年2月12日
マクドナルド商品の異物混入問題はいくつかの問題をはらんでいます。
一つは食品の安全性の問題。小さなお子さんも口にする食品だけに、その安全性の確保に努力を惜しまないでいただきたいと思いますが、健康安全上のリスクを正しく評価して過剰な反応は避けるべきだと思います。
異物の混入を100%なくすことはできないという前提に立って、変なものを飲み込まないように気をつける自己防衛能力を身につけさせることも大切です。
◇ ◇
自分自身の経験上、外食すれば100回に1回ぐらいは髪の毛や小さな虫が入っていてもおかしくないという生活感覚があります。
また、家庭の手料理でさえ異物の混入は起こりえます。母の手作りカレーからパッケージの一部と思われるビニール片が出てきたこともありましたし、煮魚から釣り針が出てきたこともあります。文句を言うと、「漁師さんが一匹づつ釣り上げたものだから高級品なのよ。除けて食べなさい」と、何食わぬ顔で母は言ったものです。
◇ ◇
もう一つはクレームに対する対応の問題です。
お金を出して食べている以上、安全なものを気持ちよく食べたいと思うのは、ごく当たり前の感情です。異物が入っていた時には、私もお店に文句を言います。その時のお店の対応は様々で、丁重にお詫びして料理を交換するところもあれば、不愛想に「そうですか。厨房に伝えておきます。」というだけのところもあります。この対応によって腹の立ち方も変わります。
完璧なマニュアル化で有名なマクドナルドですが、今回の異物混入に対する対応は、マニュアルにどう書いてあったのでしょうか。
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日