人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
FMCベリマークSC:(SP)ヘッダー
FMCセンターPC:ベネビア®OD
FMCセンターSP:ベネビア®OD

シンとんぼ(66) 食の安全とは(24)人為的ミスによる農薬残留2023年10月28日

一覧へ

令和3年5月12日に公表された「みどりの食料システム戦略」をきっかけに始まったシンとんぼは今、そもそも「食の安全」とは何かということの検証を試みている。

農薬は定められたとおりに正しく使用すれば、残留基準値を超えて残留することはなく、環境影響もほとんどない。農薬取締法で農家の遵守事項を定められており、それを守らないで農薬を使用した場合、罰則規定のある農薬取締法違反となる。そのため、農家が意識して使用方法の制限を超えて使用することはなく、また、万が一のために、ほとんどの販売農家は散布記録(防除日誌等)を残し、いつでも正しい散布の証明をできるようにしている。

では、そのように正しく使用しているはずなのに、農薬残留超過事例が毎年発生するのはどうしたことか?

それは、うっかりミスや管理不足といった人為的ミスによるものがほとんどだからだ。

起こり得る主なミスとは、希釈倍数間違いや計量ミス、ストレーナの洗浄不足、ホース内の洗浄不足といったものがあげられる。希釈倍数間違いは慣れで起こることが多い。

例えば、普段使用している農薬が1000倍希釈であるため、いつもと違う作物に使用する場合、うっかりいつものくせで薬剤を用意してしまい、誤った濃さで散布してしまうケースがある。

単純なミスと言えばそれまでなのだが、無理もない話でもあるのだ。なぜなら、農薬の使用方法というのは、有効成分の性能や散布する作物の残留性の関係からいくつもの方法があり、共通の使い方というのは、「所定の希釈倍数・所定量を散布する」ということぐらいで、使い方は農薬によって異なることが多いのだ。

なので、農薬の使用者は、ラベルをよく読んで使用方法を正しく把握し、正しく使用するよう細心の注意を図りながら作業を進める。

いつも同じ農薬なら、慣れているので間違いが起こることはないが、違った倍数や違う農薬を使用する場合には、つい慣れの方が優先し、うっかりミスが起こってしまう場合が稀にあり、それが原因で残留基準を超えてしまう場合があるのだ。

ただ、実際にはどんな残留基準超過事例であっても、これまで紹介してきたように人畜への安全性に対して必要十分以上のマージンがとってあるので、直ちに健康被害が起こることはあり得ないだろう。

重要な記事

241029・日本曹達 ミギワ10右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る