総代会で野口好啓会長は、「農協のカントリーエレベーター（ＣＥ）は、米の生産流通になくてはならない拠点施設だ」として、将来にわたって安定的に施設を運営するよう呼びかけた。また、26年産の生産状況については「５年ぶりにエルニーニョ現象が起きた」ことへの懸念を述べ、天候の変化などに注意してほしいとした。
　総代会では、25年度事業報告、26年度事業計画などを決議。今年度も引き続き、会員ＪＡに対し、ＣＥ総合コンサルの活用助成、運営管理・環境整備コンクール開催の後援、ＣＥ管理者・オペレーターの研修会、などＣＥ運営に対する各種の支援に取り組むほか、５月１日から８月31日までを麦、８月１日から10月31日までを米の品質事故防止強化月間に定め、品質事故や火災・人身事故などの防止の啓発活動を行うことを決めた。
　また、今期は幹事の改選が行われ、再任も含め新たに15人の幹事を選任した。
会計監事２人を含む新幹事と役員は次の通り（敬称略）。

○会長
御子柴茂樹（ＪＡ上伊那組合長）（＝写真右）
○副会長
▽田井隆美（ＪＡ香川県常務理事）
▽指出安光（ＪＡ全農ふくれん農産部次長）
○幹事
▽本田千晴（ホクレン米穀部長）
▽藤村正喜（ＪＡ秋田おばこ組合長）
▽本間正良（ＪＡにいがた岩船組合長）
▽安田舜一郎（ＪＡ能美組合長）
▽中野修（ＪＡ愛知県経済連米穀部長）
▽堺井英輝（ＪＡ福井県経済連常務理事）
▽但馬甚一（ＪＡこうか組合長）
▽菱川大二郎（ＪＡ全農おかやま副本部長兼米穀部長）
▽野口好啓（ＪＡさが副組合長）
▽杉山隆之（ＪＡ全中農業対策部水田農業対策課長）
▽高尾雅之（ＪＡ全農米穀部次長）
▽鷹野尚志（ＪＡ全農生産資材部次長）
○会計監事
▽天野吉伸（ＪＡあいち三河組合長）
▽中村昌文（ＪＡ全農とちぎ米麦部長）

（関連記事）

・【JA全農米穀事業部】JAから連合会へ　出荷346万ｔ以上を目標(2014.03.27)

・ 【座談会】キラリと輝くフレッシュミズの活動　心の通う仲間を全国に(2014.01.24)

・【畜産生産部】ＪＡ全農の畜産事業　アルゼンチン農協連合会と事業提携50周年(2014.01.14)

・保管管理の徹底で信頼される米に　消費者に買ってもらえる商品づくり・ＪＡにいがた南蒲「南低温倉庫」（新潟県）(2013.11.20)

・ＪＡとの密な連携で、計画的集荷を実現　上川ライスターミナル（株）鷹栖工場（北海道）(2013.08.09)