共済部長のあるべき姿を学ぶ JA共済担当部長セミナー2016年8月17日
JA共済連は8月8日~10日に、JA共済幕張研修センターで「第1回 JA共済担当部長セミナー(以下、共済部長セミナー)」を開催した。
JA共済連では、従来から各県本部段階でLA・スマイルサポーターの現場力向上だけでなく、CS・ES向上の観点から研修・OJT支援に力を入れてきている。また、全国本部では、共済担当役員を対象とした「JA共済担当役員セミナー」、担当課長・実務管理者クラスを対象とした「次世代リーダー養成コース」を実施してきたが、今回「共済部長セミナー」を新設することで、これまでの研修と合わせ、各階層別に一気通貫した育成が可能となった(図参照)。
今回新設された共済部長セミナーは、JAの新任共済担当部長を対象に、「円滑に業務を遂行するためのマネジメント力の発揮」、「協働を促すためのリーダーシップの発揮」、「ESの向上を起点とした組織活性化の推進」をテーマに、講義・グループワーク・事例研究を通じて、共済担当部長が果たすべき役割の再認識を目指すもので、27県35JAから38名が参加して開催された。
セミナー開催にあたって村山美彦常務理事は、「平成27年度事業報告」、「JA共済3か年計画の概要」を説明するとともに「人材育成支援策」について、「JA共済連全国本部では、中長期的視野にたってJAの中核となる人材の育成のために、階層別に目指すべき姿・果すべき役割を設定し様々なセミナー・研修を実施している。各JAにおいても積極的な参加をお願いしたい」と挨拶した。 セミナーで、1日目は村山常務の挨拶と情勢報告の後、△共済事業の現状確認とJA共済部長に求められる役割(JA共済連全国本部研修部 角野部長)、△JAでの取組みにかかる情報交換、△100年企業への理念共有と人財共育PDCA(㈱ねぎしフードサービス 代表取締役 根岸榮治氏)、△共済部長における「マネジメント・リーダーシップ」の重要性確認(㈱三菱総合研究所)。2日目は、△共済部長の役割発揮のあり方(㈱三菱総合研究所)、△共済部長のマネジメント研究(ケーススタディ)。最終日の3日目は、△組織活性化に向けたリーダーのあり方(熊本大学名誉教授・シニア教授 吉田 道雄氏)、△共済部長のマネジメント実践準備(総合演習)といった内容で実施された。
参加者からは、「共済部長にはマネジメントだけでなく、リーダーシップの発揮が求められていることを学ぶことができた」「共済部長としてのあるべき姿がイメージできた」「他県JAの同じ立場の人との意見交換・交流が貴重であった」といった感想が寄せられた。
なお、JA共済連では次回の「JA共済担当共済部長セミナー」を、9月7日から9日に実施することにしている。
(写真)グループワークの様子
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