各地域で「農業・地域活性化積立金」を活用 JA共済連2018年8月1日
JAの共済事業として地域と農業の活性化に貢献する取り組みをJA共済連は28年度から始めているが、29年度はJA共済連県本部とJAが連携して4000件を超える取り組みを実施した。
JA共済連は地域の活性化や農業経営に貢献する取り組みを強化するため「地域・農業活性化積立金」を創設した。積立金は28年度から30年度までの3年間で総額240億円。県域ごとの積立金枠は設定しているが、使い方は県本部とJAが相談して独自に決めることができる。
地域農業振興や農業経営安定化に資する農業関連の活動を28年度は1103件実施したが、29年度は1825件に増えた。おもな取り組みは▽担い手サポートセンターの活動支援、▽農業用機械・加工器具の購入助成、▽農業高校等への支援に実施、▽鳥獣被害対策、▽農業体験イベントなどがある。
一方、ひと・いえ・くるま・くらし分野を中心とした農業関連以外の地域貢献活動は28年度は1791件実施したが、29年度は2414件に増えた。おもな内容は▽健康教室・イベントの実施、▽防災用品等の寄贈、▽交通安全教室の開催、▽移動購買車の寄贈・購入助成など。
JA共済連は地域・農業活性化積立金の活用を農業者の所得増大、地域の活性化を目標にしたJA自己改革の支援の一環として位置づけ取り組みを進めている。
(関連記事)
・基礎利益2000億円増-JA共済連 29年度決算(18.07.30)
・【共済事業部門受賞】多様な地域貢献活動で 中谷清 ・JA大阪南代表理事組合長(18.07.17)
・くらしと営農支えるJA共済へ(18.03.20)
・「地方のガンバリ」なめんなよ(第1回・前編)静岡県JAグループの取り組み(17.10.23)
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































