当期純損益75億円 前年同期比69億円増 共栄火災決算2024年5月27日
共栄火災海上保険は5月24日、2024年3月期決算(2023年度決算)を発表した。
元受正味保険料は、新種保険や火災保険等の増収により、19億円増の1950億円、正味収入保険料は、同17億円増の1746億円となった。
正味支払保険金(損害調査費含む)は、自然災害の支払が減少した一方で、自動車保険の事故増加や単価上昇に伴う支払増加などにより、前年同期比横ばいの1063億円。正味損害率は、0.6%ポイント上昇し60.9%となった。
正味事業費は、システム関連費や人件費の増加等により、同9億円増の671億円となり、正味事業費率(事業費の正味収入保険料に対する割合)は同0.2%ポイント上昇の38.5%。
コンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)は同0.5ポイント上昇の99.4%となった。
保険引受損益は、収支残の増加に加え、前年度における火災保険や自動車保険の支払備金増加の反動などにより、同82億円増の33億円となった。
資産運用損益は、利息と配当金収入や有価証券売却損益の増加などにより、同19億円増の79億円となった。
以上の結果、経常損益は同101億円増の111億円。経常損益に特別損益と法人税などを加減した当期純損益は同69億円増の75億円となった。
ソルベンシー・マージン比率は、その他有価証券評価差額金の増加や当期純利益の計上などで、対前年度末比16.6ポイント上昇の、1135.2%となった。
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