Z-GIS左PC
JA全農 部長インタビュー 全力結集で挑戦 21年度事業計画
左カラム:全中動静160_86
検証菅政権
バイデン農政と日本への影響
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2020
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
FMCSP2
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

【 2019年産米の作柄・2】 JAコメ担当者の声「主食用の確保も課題」「大規模集約に限界感」2019年9月20日

一覧へ

 米の作柄調査で、220JAの担当者が率直に語ってくれた現場での課題・問題点などをまとめた。

米生産・流通最前線2017◆北海道

 ○備蓄米は入札期間を延長するくらいなら、新しい食管制度を検討してはどうか。輸出も交付金がなくなればやめるのではないか。
 ○離農が進み毎年3%から5%作付け減。担い手は農地引受けるが米ではなくソバ、大豆、麦へ。
 ○毎年、高齢化で離農。引き受け手は麦、大豆で大規模化。今年は50haが畑地化に。しかし、連作でいいか? 輪作体系の検討、早急に必要。
 ○昨年の地震で150ha被災。来年復旧だが、農家に意欲がない。機械を更新してまで、という声。大規模農家は大きくなり過ぎて引き受け手がいない。元の作付け面積に戻せればいいが、手に負えない状況。


◆東北
 ○備蓄、加工用、輸出にも取り組んでいるが、主食用米の需要に応えられていない。野菜などとの複合経営が定着していることも影響ある。
 ○98%が業務用米。卸とのパイプ太くして相場の波を少なくする。備蓄米も複数年契約を検討してほしい。どの産地も事前契約を増やして米の相場変動の影響を少なくする努力を。
 ○一俵あたりいくら、という意識は強い。主食用米作付けは減らず。
 ○田んぼをやめる人が中間管理機構に出すが、受け手がいない。担い手対策が課題。
 ○条件の悪い農地は担い手が引き受けてくれない。戸別所得補償制度があったときは、それが支えになって条件が悪い地域を引き受けて、そこで転作をこなしていた。
 ○農家でも米消費が減。親戚から、縁故米は「もういらない」と言われたといい、農協に米が集まるようになった。
 ○担い手は手一杯になっている。個人では10haが限度。98%があきたこまちで作期分散ができないことも要因。担い手に農地を借りてもらうには機械の更新が必要だ。
 ○組合員の世代交代で自分で販売する農家が増えている。商系に出荷、または庭先買い付け業者に販売。JAの課題。
 ○目安を守り主食用生産。生産者にはたくさん作れば安くなるという気持ちがある。JAは助成金も含めて加工用、飼料用米の手取りを説明、推進。
 ○転作を深堀りしたため主食用は目安より少ない。事前契約が8割。安定取引が大事。
 ○JAと業者で複数年契約。農家には「売り切れるから徹底して作ってほしい」と話している。法人が大規模化し農地引受け。ただ、限界も。
 ○転作小麦に力を入れ深堀(100ha)したが、主食用の要望に応えきれないので、来年は深堀分を主食用に戻したい
 ○本年は輸入米(収穫量の3~5%の間)に取り組む。来年も継続する。
 ○飼料用米は交付金なくなれば誰も作らず主食用にシフト、需給バランスが崩れる。


◆北陸
 ○中山間地は受け手がいなくなる。放棄地になる可能性が高い。
 ○農政当局がやってきて作付しすぎだ、価格暴落すると脅すが、水田活用米穀に回すものがない。卸の希望があっても売る主食米ないのが実態。
 ○戸別所得補償1万5000円は基盤。それがあればチャレンジできる。
 ○政府は、備蓄米の今後と、価格がどうなるか、長期的なものを示して。
 ○いろいろと肥料・農薬を試しているが、天候の影響が大きく、営農指導の結果が収量に直結しない。技術指導が難しい。
 ○国が関与した生産調整がなくなったとはいえ、農政局が備蓄米・飼料用米を増やそうと動く。結局、現場に任されていない。そのしわ寄せを現場JAで感じる。
 ○自然災害、台風、長雨が当たり前になっている。やはり土づくりなど基本をしっかりすることが大切だと実感している。


◆関東・東山
 ○販売力の弱さを毎年痛感。商系との価格差が毎年あり、年々集荷量が減少している。
 ○農産物検査も機械化、簡略化はよいが、検査員が生産者に直接伝える役目がなくなってしまうとこの国の農業はこれからどうなるか心配。人と人とで米は作るものだ。
 ○飼料用米で「3年縛り」するなら、それなりに生産者にメリットを。主食用米価格が現状なら飼料用米は減る。
 ○平成22年の高温障害で田植えは遅らせた方がいいということになっていたが、喉元過ぎればで元に戻ってしまっている。
 ○米価はそんなに高くなくても(農家には言えないが)採算価格を保って安定したほうがよい。実態は、いろいろなところから買いに来てJA+1000円の現金即買い。米を高く買っても集まらない。
 ○米余りというが、うちの米は完売。売れる米は作らせてほしい。

◆東海
 ○高温が当たり前になって、作りにくくなっている。新品種の導入を検討。農家からも要望が高い。
 ○業務用の多収品種が年々増。「10aあたり、いくらか?」が農家にも理解されてきた。
 ○価格が心配。ブロックローテーション組んで4割を転作。全国で生産調整は必要だ。
 ○米の価格上がり過ぎて米離れが心配。これ以上は必要ないのでは。農家を考えると難しい...。


◆近畿
 ○米余りになるのか、今年の米価はどうかとか、国の政策で一喜一憂。米がメインではないが生産者は米価と国の動向をかなり気にしている。


◆中国
 ○条件不利地は荒廃。
 ○米消費拡大を。主食用米計画通り。計画達成し価格維持を。
 ○今のコメ政策、最低限継続を。中山間地の農業に配慮を。
 ○主食用米の目標達成も厳しい。備蓄米も少ない。
 ○国の主導で生産調整を。戸別所得補償の復活を。
 ○加工用米から主食用米の作付けを促す。


◆四国
 ○計画面積に1000ha不足。生産調整、備蓄米確保以前の問題である。
 ○苗の供給毎年1万枚減少。米生産減るばかり。委託の受け皿もない
米価アップといっても以前、低水準。
 ○飼料米の交付金維持を。


◆九州
 ○ウンカ対策が課題。高温多湿の影響からか、病害虫の発生が高くなっている(紋枯病、いもち)。
 ○病害虫の適期防除をしたいが、指導員不足。米価が上がったことで防除講習会をやっても生産者が集まらない。
 ○今年は品質が落ちることが予想、価格が落ちないよう努力をしたい。
 ○高温耐性の米を開発してほしい。関東、東北地方に比べ、どうしても出荷が遅い。販売戦略をがんばってほしい。
 ○例年、植え付け時期をずらして品質向上努力。
 ○今年は全国的に見ると豊作基調、来年は価格が下がるのではないか心配。
 ○飼料用米、WCS米などへの転換を進め生産調整は今のところうまくいっているが、補助金ありきなので長期的には不安。
 ○10a7500円がなくなったのは痛い。


(関連記事)
【 2019年産米の作柄・1】今年の作柄は「平年並み」 JAcom独自調査 220JAの担当者に聞く(19.09.20)

最新の記事

シンジェンタライブラリー210908:SP

JA人事

ヤンマーSP

みどり戦略を考える

注目のテーマ

注目のテーマ

Z-GIS:SP

JA女性協70周年記念 花ひらく暮らしと地域

JA共済連:SP

注目のタグ

JAバンク:SP
topへ戻る