主食用米価、上昇の見方も 米穀機構が調査2014年10月20日
米穀機構が9月に実施した米取引関係者へのアンケート調査では、向こう3カ月の主食用米価は高くなるとの見方が示された。今年1月以来8か月ぶりに高くなるとの見方に転じた。
米穀機構は生産者、集出荷業者、卸・小売業者などに米の需給動向や価格水準などの見通しを調査している。調査結果をDIとして算出している。DIが「100」に近づけば「需給が締まっている、将来締まる」あるいは「価格が高くなる」という見方が前月よりも強くなったことを示す。
主食用米の需給の現状については「16」で前月からマイナス1。向こう3か月の需給見通しについては「19」で前月と変わらなかった。
米価水準にについては、現状判断は前月よりマイナス8の「16」とさらに米価が下がっているとの見方が示されたが、向こう3か月の見通しは前月よりプラス4の「23」で米価水準が高くなるとの見方が強まった。
この判断を行うために考慮した要因は「米穀の調達状況」35%、「国内の在庫水準」34%、「競合商品の販売動向」10%、「作柄」9%などだった。
(関連記事)
・(89)「概算要求のポイント」の問題点(2014.10.16)
・米価下落でほくそ笑む人たち(2014.10.06)
・米価下落につなぎ資金を 萬歳・JA全中会長(2014.10.03)
・【26年産米 米価暴落】苦しいのは生産者と米卸(2014.10.02)
・【米価暴落】空前の低米価 農家経営を直撃(2014.09.22)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































