倒れにくく、いもち病に強いモチ新品種「ときめきもち」を育成2014年10月28日
農研機構は、短稈で倒れにくく、いもち病に強い良食味水稲モチ新品種「ときめきもち」を開発した。
「ときめきもち」は、短稈の「きぬのはだ」より稈長がやや短く、移植でも直播でも安定して倒れにくい品種で、直播栽培によるモチ米の省力・低コスト栽培に適している。また、いもち病にも強いという特徴がある。
収量は、秋田県大仙市での栽培では、多収の「きぬのはだ」と同程度で、「ヒメノモチ」より多収となっている。出穂期、成熟期は「中生」。栽培適地は東北中部以南で、耐冷性は、やや強い程度で「ひとめぼれ」よりは弱いので、冷害常発地帯には向かない。
秋田県内の一部産地で、米菓の原料に用いる加工用モチ米として、当面500haの作付けが見込まれている。
(写真)
現地圃場(秋田県南秋田郡大潟村)の「ときめきもち」
左:きぬのはだ、右:ときめきもち
この件に関する問い合わせは
農研機構東北農業研究センター企画管理部業務推進室運営チーム
電話019-643-3443へ
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