JA全農長野と東洋ライス「金芽米」などの輸出で連携強化 東洋ライス2016年9月1日
東洋ライス株式会社(雑(旧字)賀慶二社長)は、JA全農長野(高(旧字)木幸一郎県本部長)との連携を強化し、機能性に優れた高付加価値米である「金芽米」と「金芽ロウカット玄米」の海外輸出を加速させる方針だ。
長野県産米は、金芽米の主要原料米として使用されている。豊かな自然環境の中で栽培される長野県産米は、常に高品質で安心安全なコメとして、長年「金芽米」の商品価値を支えてきた。
また「金芽米」、「金芽ロウカット玄米」に使用される原料米には、厳しい品質基準が設けられているが、JA全農長野も早くから、「金芽米」などの生産にさまざまな面で協力してきた。このたびの両者の連携強化は、こうした協力関係をコメ輸出事業にまで発展させたものだ。
具体的な連携施策は次の3事項。
1、海外輸出専用の長野県産米米袋の共同作製。
2、海外現地での消費宣伝会の実施。
3、海外向けPR用CMの共同制作。
「金芽米」、「金芽ロウカット玄米」の海外輸出は、2015年度実績で215t(うち金芽米195t、金芽ロウカット玄米20t)だが、このうち長野県産米は95t(同75t、同20t)と半数近くに及んでおり、金芽ロウカット玄米の原料米は全量長野県産米だ。
東洋ライスはJA全農長野との連携強化により、2018年度には現状の倍を超す金芽米、金芽ロウカット玄米全体で500tの輸出を目指していく。東洋ライスは、これを地域連携強化の第1弾とし、日本産米の国際的ブランド向上と生産者を巻き込んだ取り組みとして、今後は国内各地域との連携も推進していく考えだ。
東洋ライスは、2014年1月からコメの海外輸出を本格的に開始し、現在は米国、香港、台湾、シンガポール、フランス、豪州の6カ国・地域で日系スーパーを中心に「金芽米」及び「金芽ロウカット玄米」を販売している。
農林水産省は、攻めの農政の一環として、農林水産物の輸出拡大を推進している。同省ホームページには、輸出ターゲット市場の拡大のための「米の輸出力強化に向けた対応方向」が掲載されている。
その中で機能性成分を売りにした高付加価値商品の市場開拓の取り組み例として「金芽米」の事例が取り上げられている。
「金芽米」は、コメ輸出の戦略商品として位置づけられているということだ。
JA全農長野米穀課の長谷川課長は、東洋ライスとの連携について「無洗米が出はじめた頃からの取引がある。金芽米の主な原料米は長野県産のコシヒカリだが、生産農家の手取りを増やすため、採算の取れるコメ輸出を進めていきたい」とコメントした。
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