清酒、米菓子など原材料用に米95万t-27年度2016年12月14日
農林水産省発行の「米に関するマンスリーレポート」12月号では、清酒や米菓子など向けの加工原材料用米穀の飼養状況などをレポートしている。
26年産は主食用米の生産調整として生産された加工用米が27万tだった。秋田県が5万9000t、新潟県が3万6000t、山形県が2万1000tなどとなっている。
このほかに主食用として生産された789万tのうち、13万tが加工原材料向けに販売された。北海道が3万3000t、新潟県が2万1000t、佐賀県が2万1000tなどとなっている。
27米穀年度(26年11月~27年10月)に清酒や米菓、米穀粉などの原料として使用された加材料工原用の米は推計約95万tで前年度と同程度だった。 種類別には、うるち米が約77万t、もち米が約19万t。制度別には主食用米、加工用米、特定米穀などの国産米が約8割、残り約2割がMA米と輸入米粉調製品の外国産米となっている。うるち米77万tのうち、MA米は7万t、輸入米粉調製品は2万tとなっている。もち米ではMA米1万t、輸入米粉調製品6万tとなっている。
加工用米の生産量と特定米穀の流通量が増加し、国産原料用米が調達しやすい環境となったことから、味噌を中心に外国産米からの転換が進んだという。
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