干ばつ条件で2~3割増収へ 遺伝子組み換えイネ2017年4月10日
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と国立研究法人理化学研究所は、国際熱帯農業センター(コロンビア)と筑波大学の国際共同研究を通じ、干ばつ耐性が向上した遺伝子組み換えイネの開発に成功したことをこのほど発表した。
JIRCASと理化学研究所は長年にわたりモデル植物のシロイヌナズナ(キャベツやブロッコリーに代表されるアブラナ科の一年草)と使って、植物が乾燥ストレスに耐えるためのメカニズムの解明に取り組んできた。乾燥ストレスに働く遺伝子の一つガラクチノール合成酵素遺伝子の機能を強化したシロイヌナズナが高い乾燥ストレス耐性を示すことがわかった。
この遺伝子を導入した遺伝子組み換えイネは、非遺伝子組み換えに比べガラクチノールを多量に蓄積し、干ばつの環境下でも高い収量を示すことを実証した。
今後はアフリカや南米の異なる栽培環境下で現地栽培試験を行い、干ばつ条件で原品種より2~3割の増収を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日
-
【石破首相退陣に思う】しがらみ断ち切るには野党と協力を 日本維新の会 池畑浩太朗衆議院議員2025年9月17日
-
米価 5kg4000円台に 13週ぶり2025年9月17日
-
飼料用米、WCS用稲、飼料作物の生産・利用に関するアンケート実施 農水省2025年9月17日
-
「第11回全国小学生一輪車大会」に協賛「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年9月17日
-
みやぎの新米販売開始セレモニー プレゼントキャンペーンも実施 JA全農みやぎ2025年9月17日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」ダイニング札幌ステラプレイスで北海道産食材の料理を堪能 JAタウン2025年9月17日
-
JAグループ「実りの秋!国消国産 JA直売所キャンペーン2025」10月スタート2025年9月17日
-
【消費者の目・花ちゃん】スマホ置く余裕を2025年9月17日
-
日越農業協力対話官民フォーラムに参加 農業環境研究所と覚書を締結 Green Carbon2025年9月17日
-
安全性検査クリアの農業機械 1機種8型式を公表 農研機構2025年9月17日
-
生乳によるまろやかな味わい「農協 生乳たっぷり」コーヒーミルクといちごミルク新発売 協同乳業2025年9月17日
-
【役員人事】マルトモ(10月1日付)2025年9月17日
-
無人自動運転コンバイン、農業食料工学会「開発特別賞」を受賞 クボタ2025年9月17日
-
厄介な雑草に対処 栽培アシストAIに「雑草画像診断」追加 AgriweB2025年9月17日
-
「果房 メロンとロマン」秋の新作パフェ&デリパフェが登場 青森県つがる市2025年9月17日
-
木南晴夏セレクト冷凍パンも販売「パンフェス in ららぽーと横浜2025」に初出店 パンフォーユー2025年9月17日