28年産米価格、安定して推移ー7月前月比27円高2017年8月18日
農林水産省は8月15日、28年産米7月の相対取引価格と数量について公表した。
7月の相対取引価格は全銘柄平均で玄米60kg1万4469円となり前月より+27円(+0.2%)となった。
28年産米の相対取引価格は昨年9月の出回り時期は1万4342円となり、今年5月は1万4455円となった。6月は1万4442円とやや下がったが、値上げ幅は小さいものの再び上昇し出回り期から最高値となった。しかし、その幅は120円程度であり農水省によると「安定して推移していのではないか」とみる。
出回りから7月までの年産平均価格は1万4302円で27年産とくらべると60kgで1127円上昇したことになる。
ただ、業界関係者によると販売進度が例年よりも早く、新米が出回るまでの端境期のこの時期に大手卸は米仕入れを急ぎ相対取引価格の値上げにも応じているという。
一方、この時期に産地からの仕入れ手当てのできていない中小卸は、大手卸からの転売で米を仕入れて販売先との取引を維持しようとしている。それが相対取引価格の上昇をもたらしており、さらに国の基本指針で来年6月末の米の民間在庫量が200万tを下回り182万tとなる見込みが示されたことから、今後、需給が締まるとの見方も強めているという。
◆異常な大雨 刈り取り遅れも
こうしたなか8月に入り2週間以上も雨が続くという気候で、千葉県など早場地帯の収穫遅れによる相場や仕入れ遅れへの影響を懸念する声も出ている。
関東早期米の価格は1つの指標となっているが、、すでに関東での産地・卸間取引で8月中渡しの産地置場価格で29年産茨城あきたこまちや千葉ふさおとめは60kg1万3700~3800円での契約が成立している。しかし、関係者によると「雨で収穫ができず、消費地卸が予定どおり買い取りできるか、不安になっている業者も」。卸業者などによるこの取引会は18日にも千葉県内で行われる予定だが「この天候ではまったく相場が見通せない」という指摘も出ている。
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