30年産米 前年並みの1万5707円-10月2018年11月15日
農林水産省は11月14日、30年産米10月の相対取引価格と数量を公表した。
全銘柄平均で60kg1万5707円となった。9月の相対取引価格は同1万5763円と横ばいだった。
29年産の同時期価格は9月=1万5526円、10月=1万5501円と推移し、年産平均価格は1万5590円だった。前年産にくらべると全銘柄平均では30年産は60kg200円程度の上昇となっている。
年産平均価格が過去10年間でもっとも低かったのは26年産米で同1万1967円だった。それとくらべると同3796円の上昇となる。
また、28年産米は27年産米より同1100円の上昇、29年産米は28年産米より同1200円の上昇となったが、30年産米の前年比は200程度の値上がりにとどまっており、価格高騰による消費減への影響は少ないのではないかと見方も出ている。なお、銘柄別の対前年比価格差をみると97%~110%となっている。
取引数量は26万4604tで前年比108%となった。
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