無洗米はタピオカで作る サタケがニュースレター配信2020年1月20日
サタケは20日、以下のニュースレターを配信した。
サタケはタピオカの仕掛け人!?
質問!「最近、若者の間で流行っているものと言えば何でしょう?」
中年以降のおっさんには難問かもしれません。「ワシが若い頃のことなら、なんぼでも教えてあげるのに...」とお嘆きの貴兄もおられるのでは。答えはいろいろあると思いますが、ここでの正解は「タピオカドリンク」です。
「タピオカってカエルの卵みたいなドロッとしたやつよね?」。その通りです。
そのタピオカがサタケと大いに関係していると言えば不思議に思う人もいるかもしれません。しかし、タピオカドリンクが流行るずーっと前(2000年ごろ)から、サタケではタピオカをかなり大量に使っています。「えっ!?サタケって昔からタピオカドリンクを作っていたの?」ですって? いえいえ違います。何かというと無洗米を作るためにタピオカを使っているのです。
「無洗米ってタピオカで作るの???」と、不思議に思われるかも知れませんが、本当の話です。
「タピオカでどうやって無洗米ができるの?」 「なぜタピオカなの?」と疑問に思われるでしょう。
無洗米ができる秘密はズバリ「タピオカに糠をくっつける」からです。ごく少量の水を加えた白米をかき混ぜると、ねばっとした糠が白米表面に浮かんできます。そこに直径約1㎜のタピオカ粒(水に浸けていない乾燥したもの)を混ぜると、あ~ら不思議! タピオカに糠がくっついてくるのです。あとは、このタピオカ粒を取り除くと無洗米の出来上がり!
タピオカ方式以前は、水洗い方式が主流でした。白米重量の約15%の水で洗い、脱水・乾燥する方式です。とぎ汁が出ること、コメの品種によっては表面が荒れることから、「水で洗う」から「吸着(糠を何かに付着させる)」という方式を考案しました。糠を吸着させる材料もさまざま実験・確認し、最終的に10を超える条件をクリアしたタピオカに行き着きました。
当然、今のタピオカブームとは無関係ですが、糠をしっかりとくっつけるタピオカは、若者の心にもしっかりとくっついています。このタピオカブームを、決して"水に流さない"ようお願いしたいものです(笑)。
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