社員が育てた「お米」から作ったベビー玩具「お米のどうぶつつみき いろどり」発売 ピープル2022年12月28日
玩具メーカーのピープルは、同社員が育てた"お米"から作った「つみき」を商品化。2023年2月頃から順次、「お米のどうぶつつみき」が全国の玩具店等で販売される。
お米から作られた「お米のどうぶつつみき」
ピープルの「お米のおもちゃ」シリーズは、100万人以上の赤ちゃんに愛されてきた日本製のロングセラーベビー玩具。なんでもなめてしまう赤ちゃんが安心して遊べるよう、国産のお米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」から作られている。
同社は、原料の「お米」についてもっと知りたいという開発担当者の思いから、材料のライスレジンを生産している日本有数の米どころ、新潟県南魚沼市に田んぼを借り、「ピープル農場」と銘打って、お米のおもちゃの原材料の一部となる"おもちゃ専用米"を栽培している。2022年は同社員が南魚沼市に赴き、初めての米作りとして、田植え・稲刈りを体験。収穫したお米から作った「お米のどうぶつつみき いろどり」が商品化された。
新潟県南魚沼市のピープル農場
同社員は米作りを体験することで、日本の米文化、田んぼを取り巻く環境、日本の農業の抱える問題などを、身をもって体感。たとえば耕作放棄地問題では、ピープル農場周辺には、かつて田んぼだった場所が散見されたが、雑草が生えた荒れ地となると、近くの田んぼはその影響を受けて害虫の発生が増えていることや、水田に生息していた水生昆虫などの居場所が小さくなり、多くが絶滅の危機にさらされていることを知ったという。
同社は、お米を赤ちゃんにとって安心できるおもちゃの材料として活用することで、食用以外の新たなお米の消費方法を増やし、歯止めのかからない米の消費量の減少に伴う耕作放棄地問題にも貢献していく。また、ピープル農場を活用しながら、SDGs課題への取り組みを検討する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日