岐阜県の鳥インフル発生農場 破損や隙間など認めず-調査チーム報告2017年1月23日
農林水産省は1月14日に高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された岐阜県山県市の農場に対して15日に疫学調査チームを派遣して現地調査を実施した。その調査結果を20日に公表した。
農場は7万8000羽飼養の採卵鶏農場。山間部の小川沿いにあり発生鶏舎は川から約10mの距離にある。13日からの降雪で調査時は20cm以上の積雪があった。
農場付近でスズメやキジバトが確認されたほか、農場から約800mの距離にあるため池にはカモ類が30羽程度確認された。
管理人によると出入口で専用靴に履き替え、衣服や靴を消毒して鶏舎内に入り、鶏舎内で専用の上着等を着用しているという。発生鶏舎は幼雛舎のため、衛生管理の観点から専属の担当者が管理していた。
発生鶏舎の横に飼料タンクが設置されているが、タンク上部には蓋があり野鳥等の侵入や飼料への鶏糞との混入の可能性は低いと考えられた。集卵用の車両が農場に出入りする際は、出入口で動力噴霧機による消毒を行っている。発生鶏舎の周辺には石灰を散布していたという。
発生鶏舎はウインドレス構造で野鳥を含む野生動物の侵入が可能となる大きな隙間や破損箇所は認められなかった。鶏舎側面の換気部分は直径3cm程度のマス目をもつ網が設置されており、野鳥を含む野生動物が定期的に侵入していると思われる形跡は認められなかったという。
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