持続可能な養豚産業の発展へ「PRRSアワード2020」受賞業績発表2021年3月29日
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは3月26日、持続可能な養豚産業の発展に向けて、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)コントロールの推進を支援する「ベーリンガーインゲルハイムPRRSアワード2020」を受賞した4業績を発表した。
豚繁殖・呼吸障害症候群は、慢性的に生産性を低下させ、豚サーコウイルス2型関連疾病と並び世界の養豚産業の課題となっている。同アワードは、日本国内におけるPRRSコントロールの推進を支援し、持続可能な養豚産業の発展に寄与することを目的に2018年に創設され、PRRSに関する基礎、臨床研究、または同分野における臨床報告などから優れた業績に贈られる。
第2回目となる2020年度のアワードは、新奇性、業界へのインパクト、貢献度、応用性、発展性などを外部選考委員による選考委員会が判断。一般賞として3業績、学生賞として1業績が選出された。受賞者には合計125万円の賞金が贈られる。表彰式は4月16日に開催予定。
<受賞業績>
■最優秀賞 (賞金50万円)
大型農場における【PRRS対策】の実例報告
〜30年の格闘の末に見えてきたこれからの養豚の形〜
ジャパンファームホールディングス株式会社
中屋修氏
■優秀賞 (賞金30万円)
・豚去勢時摘出精巣を活用したPRRS検査
熊本県中央家畜保健衛生所 本田佐知子氏
・最大生産量を求める養豚から持続可能な養豚へ
~生産量を落とす決断が運んだPRRSの清浄化~
藤原動物病院 前田千恵子氏
■学生賞(賞金15万円)
・中規模コマーシャル農場における豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルスの調査
麻布大学 現 宮崎県都城家畜保健衛生所 日高薫氏
<選考委員>
岩本嘉之氏(株式会社鶏卵肉情報センター常務取締役 月刊「養豚情報」編集部長)
川嶌健司氏(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 研究推進部 研究推進室長)
末吉益雄氏(宮崎大学 大学院医学獣医学総合研究科(兼) 農学部 獣医学科 産業動物衛生学研究室教授)
日高省三氏(農事組合法人 日高養豚場 専務理事)
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