家畜伝染病防止に 簡易車両消毒ゲート「M gate」シリーズ販売 refactory2022年2月25日
鳥獣被害対策品や農業資材を販売するrefactory(宮崎県宮崎市)は、家畜伝染病を防止する簡易車両消毒ゲート「M gate」シリーズから、設置が簡単で費用も抑えられる自動噴霧式車両消毒ゲート「M gate 1000s」を販売。さらに、電源不要の太陽光発電タイプ「消毒ゲートセットM gate SUN」もラインナップしている。
簡易車両消毒ゲートの「M gate 1000s」
高病原性鳥インフルエンザ、豚熱(CSF)、口蹄疫など家畜伝染病は、目に見えないウイルスによって引き起こされることから、完全にシャットアウトすることは難しい。防疫の基本は「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」ことだが、中でも大切な項目は「洗浄・消毒」。人の手指や着用する衣服や靴の洗浄消毒はもちろん、畜産農家を行き来する車両に対しても消毒することが重要なポイントになっている。
多くの農場では、車両の出入口で手動で消毒液を噴射することによる車両消毒が行われているが、ドライバーがそのつど降車して作業を行わなければならない点や、消毒ムラが生じやすいということから自動噴霧装置を望む声が多い。 一方、自動噴霧式の車両消毒装置の導入には電気工事など多額のコストがかかり、一度設置すると移設が困難であることから導入が進みにくい。
同社はこうした課題を解決するため、設置が容易で費用も大きく抑えられる自動噴霧式車両消毒ゲート「M gate 1000s」を販売。さらに、電源不要となる太陽光発電タイプ「消毒ゲートセットM gate SUN」もラインナップに加わった。
簡易車両消毒ゲート「M gate」シリーズは、開発の段階から宮崎大学 産業動物衛生学研究室など防疫の専門機関のアドバイスを受け、確実な車両消毒が行えるよう工夫。センサーが車両を検知すると薬剤の噴霧を自動で開始、退出すると自動停止するようになっている。
左右3.9メートルのポールにより大型バルク車にも対応し、ドライバーが降車する必要はない。また、ゲート一式は小型トラックで運搬できるようサイズ設計されており、緊急の設置においても迅速に対応できる。一方、太陽光発電タイプの「M gate SUN」は、太陽光パネルと蓄電池を備えており、環境にやさしい自然エネルギーのみで駆動できる。
電源のない場所に設置できる「M gate SUN」
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