地元鹿児島が6区で優等賞1席 日本一の産地印象づける 全国和牛能力共進会2022年10月17日
「和牛のオリンピック」ともいわれる「第12回全国和牛能力共進会」が、10月6日から5日間にわたって鹿児島県で開かれた。過去最多の438頭が出品された今大会では、地元鹿児島県が全9出品区のうち6つの区で優等賞一席を獲得。大会の最高賞となる名誉賞(内閣総理大臣賞)は、「種牛の部」で鹿児島県、「肉牛の部」で宮崎県の代表が選ばれた。
全国和牛能力共進会の様子
大会では、全国41道府県から選ばれた代表として、「種牛の部」で248頭、「肉牛の部」で166頭などが鹿児島に集結した。
「種牛の部」会場では、出品各県の生産者・関係者が早朝からシャンプーをするなど出品牛の手入れや牛をきれいに立たせる調教を行い、県代表牛としての威信をかけた戦いに備えていた。
初日の開会式を終えると闘いは本番に。8日から各区の等級が決定された。まず特別区(農業大学校・高校生)に参加した高校生らは大きなプレッシャーのなか、出品牛を審査員によく見てもらうために牛に声を掛けながら審査に臨んだ。同区の優等賞1席を鹿児島県の曽於高校が獲得すると、鹿児島の応援団席から拍手と万歳が湧き起こった。
9日には肉牛区のせり市が開かれた。第7区の出品牛が10万円/kgと衝撃の価格がつき、会場からどよめきが上がる一幕もあった。最優秀枝肉賞を獲得した鹿児島の出品牛は、5万6140円/kgと、前回宮城の価格を上回る結果となった。
内閣総理大臣賞を受賞した第4区・繁殖雌牛群の鹿児島代表
今大会では、地元鹿児島県が出品区9部門のうち6部門で優等賞1隻を獲得し、日本一の産地を改めて印象付けた。最終日には、最高賞の名誉賞(内閣総理大臣賞)が選ばれ、「種牛の部」で4区(繁殖雌牛群)優等賞1席の鹿児島県代表、「肉牛の部」で7区(脂肪の質評価群)優等賞1席の宮崎県代表が受賞した。

閉会式には、岸田文雄首相が出席し、内閣総理大臣賞を授与するとともに挨拶を述べた。大会への現職の首相の出席は初めて。岸田首相は閉会式終了後に内閣総理大臣賞受賞牛を観覧し、生産者に努力を労う言葉を贈った。また、野村哲郎農相や森山裕中央畜産会会長も出席した。
次回の大会は2027年に北海道で開かれる。
【鹿児島発】
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