「消石灰の消毒効果を色で見える化する技術を実用化」成果を公表 生研支援センター2024年9月19日
室蘭工業大学を代表機関とする研究グループは、酸塩基指示薬として用いられる染料のリトマスを使用することで、消石灰の消毒効力の有無を色で判断できる可視化剤を開発し、実用化に成功。この成果は、鳥インフルエンザ、豚熱等の家畜伝染病対策への貢献が期待される。農林水産業や食品産業における新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供する生研支援センターは、この研究成果を紹介している。
写真1:リトアクア
(室蘭工業大学提供)
強アルカリ性の消石灰は家畜伝染病対策に不可欠な資材だが、雨水中や大気中の二酸化炭素などと反応すると、消毒効果が弱まり追加散布が必要となる。しかし、効力低下は見た目では判断できず、タイミングよく追加散布できないことが課題となっている。
室蘭工業大学を代表機関とする研究グループは、酸塩基指示薬として用いられる染料のリトマスを使うことで、消石灰の消毒効力の有無を色で判断できる液状タイプの可視化剤(商品名「リトアクア」)を開発し、実用化に成功した(写真1)。
消石灰に2~3滴落とし、白から赤紫色に変化すると効果なし、白から青色に変化すると効果ありと、瞬時に判断できる(写真2)。同成果は、農林水産省「2020 農業技術10 大ニュース」に選定され、令和4年度北海道新技術・新製品開発賞ものづくり部門奨励賞も受賞。家畜伝染病対策への貢献が期待される。

写真2:リトアクアで消石灰の有効性を瞬時に判断可能(室蘭工業大学提供)
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