国産ナチュラルチーズ最高峰は「タカラのタカラ」Japan Cheese Awards 2024開催2024年10月22日
NPO法人チーズプロフェッショナル協会(CPA)は10月19日、20日の2日間、日本のチーズのおいしさを伝えるイベント「Cheese Fun!Fan!Fun!」を東京ドームシティ プリズムホールで開催。同時開催で国産ナチュラルチーズの最高峰を決める「Japan Cheese Awards 2024」が行われ、チーズ工房タカラ(北海道)の「タカラのタカラ」がグランプリを受賞した。
グランプリ受賞の「タカラのタカラ」(左)と出品されたチーズ
国産ナチュラルチーズのナンバーワンを決める「Japan Cheese Awards 2024」と国産チーズの試食ができる「日本の銘チーズ百選」の2つのイベントには、2日間で約4500人が訪れ、大盛況のうちに幕を閉じた。
今年で6回目となる「Japan Cheese Awards 2024」では、過去最多エントリー数の全国120の工房から選りすぐりのチーズ371品が出品。審査は「チーズプロフェッショナル」の資格を持ち、同アワード専門の研修を修了した審査員とゲスト審査員合わせて93人による厳正な審査の結果、「加熱圧搾/熟成6か月以上」部門に出品されたチーズ工房タカラの「タカラのタカラ」がグランプリを受賞した。
また、近年注目度が集まるホエイを活用した新設の「ホエイ リコッタ」部門・「ホエイ バラエティ」部門をはじめ、「青カビ」「パスタ・フィラータ」など各カテゴリーで、高い評価を得たチーズから選出される最優秀部門賞を19工房、21品のチーズが受賞した。
審査結果(最優秀部門賞)
グランプリを受賞した「タカラのタカラ」を作ったチーズ工房タカラの斎藤愛三氏は「本チーズは、工房の名を冠したフラッグシップ商品。開業時から提供していますが、より高品質を目指して現在も常に研鑽を続けている。今後も大地、牛、微生物、関わる人の循環を意識してより良いチーズ作りに邁進していきます」とコメントした。
グランプリを受賞したチーズ工房タカラの斎藤愛三氏
CPAの坂上あき会長は審査を振り返り、「どのチーズも甲乙つけがたいクオリティで審査は非常に難航したが、今回は昔からエントリー頂いている工房の受賞が多かったことが印象的だった。ベテラン勢がフレッシュな生産者に負けないように努力を続けてきた結果であり、同時に若手も先輩の姿を目指して切磋琢磨する、いい循環が生まれている。国産ナチュラルチーズのレベルは年々高くなっている。全国各地の生産者やチーズに関わる方々と、日本のチーズをこれからも盛り上げていきたい」と総評した。
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