【年頭あいさつ 2025】佐藤雅俊 雪印メグミルク株式会社 代表取締役社長2025年1月4日
新年あけましておめでとうございます。
2025年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを順次掲載します。
佐藤 雅俊
雪印メグミルク株式会社
代表取締役社長
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。また、旧年中は格別のご支援、お引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は雇用・所得環境の改善、政策効果等により、わが国経済全体が緩やかな回復に向かう一方で、海外金利動向等の影響によるリスク要因も見受けられました。食品業界も同様に、外食やインバウンド需要の増加により回復傾向にあるものの、原材料価格や物流コストの上昇等、厳しい経営環境が続いています。
また、「食料・農業・農村基本法」の改正案が成立し、これまでの「食料の安定供給」から「食料安全保障」という言葉に置き換えられ、食品の安定供給と食料安全保障の必要性が改めて認識されました。
このような環境下、当社グループは「新たな成長のタネづくり」、「基盤活用による物量の拡大」、「国内酪農生産基盤の強化・支援」に向けた取組みを事業戦略の3つの柱とする「雪印メグミルクグループ中期経営計画2025」に基づき、取り組んでいます。
その2年目となる2024年度は、「雪印メグミルクグループ経営方針2024」におけるテーマを「MOVE」とし、今後の市場拡大が見込まれるプラントベースフードへの参入や、当社グループが戦略エリアとするアジア地域での海外展開の強化など、積極的な取組みを進めてまいりました。
そして現在、当社グループは、創業100周年を迎える本年5月の発表を目指し、ステークホルダーの皆様にご期待いただける、またグループ従業員も夢と希望を持って働くことができるビジョンを内外に示すことを目的とし、2050年の「未来ビジョン」の策定を行っています。
新しい100年に向けて、当社グループの存在意義・志である、『社会課題解決を目指す、「健土健民」という創業の精神で、乳で培われた私たちの幅広い知見や機能(ミルクバリューチェーン)によって、食の持続性を実現する』ことに向け、さらなる乳の可能性に挑み、魅力ある乳・乳製品を生み出し続けるとともに、酪農からお客様までつながる社会システムをより強靭なものにしていきます。
わたしたちは、創業以来、酪農生産者が生産した生乳を、魅力ある乳製品へと価値を高め、皆様にお届けし続けてまいりました。長い歴史と共に培われてきたこの「ミルクバリューチェーン」を、今後更に植物素材やフードテックにも活用し、牛乳・乳製品との相乗効果も追求しつつ、新たな食の選択肢・可能性を広げ、それらを海外にも展開することで、世界の食の持続性にも挑んでまいります。
酪農乳業界の未来を見据えるとともに、企業価値の向上に挑む当社グループの取組みに、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
末筆となりましたが、皆様の益々のご発展とご多幸を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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