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配合飼料供給価格 トン当たり約4200円値上げ 2026年1~3月期 JA全農2025年12月22日

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JA全農は12月19日、2026年1~3月期の配合飼料供給価格を25年10~12月期に対して1トン当たり約4200円値上げすると発表した。

4期ぶりの値上げとなる。改定額は地域別、畜種別、銘柄別に異なる。

トウモロコシのシカゴ相場は8月中旬には1ブッシェル(25.4kg)3.8ドル台で推移していたが、生育後期の高温乾燥による単収低下の懸念や米国産トウモロコシの輸出需要が好調であることなどから上昇し、現在は同4.4台で推移している。

今後は米国産の輸出需要の動向や、南米産の作付けや生育状況に左右される相場展開が見込まれている。

大豆粕のシカゴ相場は、9月中旬には米中貿易協議が難航するなか、米国産大豆の輸出需要が低迷するとの見方から9月下旬には1トン290ドル台となったが、10月30日の米中首脳会談で実際に米国産大豆の購買合意が発表されたことから、現在は同340ドル前後で推移している。

国内大豆粕価格は、シカゴ相場の上昇や円安の影響で値上がりが見込まれている。

米国日本間のパナマックス型海上運賃は、8月中旬には1トン53ドル前後で推移していたが、航海日数の長い中国向けの南米産大豆の輸出の継続で船腹需給が引き締まったことから、9月中旬には同60ドル台まで上昇した。その後、中国向け南米産大豆の輸送需要が一服したことで相場は下落し、現在は同52ドル前後で推移している。

今後は、南米産大豆の輸出が本格化することから、海上運賃は底堅く推移すると見込まれている。
外国為替は8月中旬には148円前後で推移していたが、10月の高市政権発足で日銀の利上げ観測が後退したことや、11月中旬には米国でインフレ懸念から利下げに慎重な姿勢が示されたことから、円安が進み、現在は1ドル155円前後で推移している。

こうした円安の進行と、トウモロコシ、大豆粕の値上がりで配合飼料供給価格は引き上げとなった。

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