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福島のいま「生きて、生きて、生きろ。」上映&トーク開催 パルシステム2026年3月24日

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パルシステム連合会は3月12日、映画「生きて、生きて、生きろ。」上映と、映画に登場した2人を招いたトークセッションをオンラインで開催。東日本大震災と原発事故から15年が経過してもなお残る被害者の葛藤と支援の現在を知り、一人ひとりができることを考えた。

映画を振り返る米倉さん(右)と出演した男性映画を振り返る米倉さん(右)と出演した男性

映画上映とトークセッションには、事前申し込みによるオンライン視聴を含めパルシステムの利用者や役職員など400人以上が参加した。

映画「生きて、生きて、生きろ。」は、(島田陽磨監督)は、東日本大震災と原発事故の被害を受けた福島県を舞台に、喪失感や絶望に苦しみながらも生きようとする人々や医療従事者たちの姿を追ったドキュメンタリー作品。トークセッションには、映画に登場した精神科認定看護師の米倉一磨さんと、支援を通じてアルコール依存症から回復した利用者の男性が登場し、撮影当時や現在の状況を紹介した。

映画では、時間を経てから発症する「遅発性PTSD」が福島県内でいまも多発しており、若者の自殺率や児童虐待も増加している現状が取り上げられた。これはドイツでのホロコーストや、沖縄戦を体験した人にも共通しているという。

米倉さんは「心に傷を負った人は、自分の心境を語っていいかどうか迷い、はじめは必ず『大丈夫』と話します。安心して話すまで通い続け、語りかけ続けています」と自らの活動を通じて感じた被害者の心境について説明した。

映画に出演した男性は、原発事故で避難したのち生活に困窮。家族を残して福島に戻り仕事を始めた矢先に息子を自死で失った。その自責からアルコール依存症になり「セルフネグレクト」と言われる生活を送るようになったという。「実は撮影時も酩酊していて、全然覚えていません」と笑いながら振り返った。

現在は、米倉さんらの支援で運転免許を再取得し、介護福祉の仕事を始めようとしている。「支援によって『だんご結び』だった気持ちが解かれ、きれいな『蝶結び』にしてもらったような気持ち。現実を受け止めきることはできませんが『生かされている』『お返ししたい』とよく感じます」と語った。さらに先日、孫が誕生したことを打ち明け、多くの参加者から祝福のリアクションを受けた。

参加者からの質問では「お酒をやめるにはどうしたらいいでしょう」に対し、「実は父と息子の月命日だけ飲んでます」と答えるなど、明るい雰囲気に包まれる場面もあった。米倉さんは「いまは自分で必要な情報を見つけやすくなった反面、人とのつながりが作りにくくなっています。孤立する人には『心配する人がいる』ことを伝えることが、大きな支援になる」と、誰もができる支援のヒントを与えてくれた。

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