有識者会議を開催 JA全中2014年9月8日
JA全中は9月5日、「JAグループの自己改革に関する有識者会議」の第1回会合を開いた。
萬歳会長は「JAグループの自己改革が農家、組合員、国民に理解が得られるものとするために立ち上げた。それぞれの立場から幅広く意見を伺いたい」とあいさつ。また政府の農協改革については「農業者や国民から見てJAが農業者の所得向上に向けた経済活動に積極的になったと思える改革が必要だとされている。また高齢化や過疎化が進む農村社会において必要なサービスが適切に提供できることも重要だ。JAグループもこの方向で自己改革を進めていく」と述べ、この会議には「当面は自己改革案についての意見をいただき、その後は27回JA全国大会に向けた検討をお願いしたい」と話した。
座長に就任した杉浦宣彦・中大教授は「さまざま立場から自己改革に役立つアイデアを提示していくことが大きな目標だと思っている。意見集約型の会議ではなく、各論併記型の会議としていきたいと思っているので活発なご議論を」とあいさつした。
(写真)
あいさつをする萬歳JA全中会長
【有識者会議委員】(敬称略)
▽杉浦宣彦・中大大学院戦略経営研究科教授(座長)
▽池田陽子・女性農業者
▽小田切徳美・明大農学部教授
▽鎌田實・諏訪中央病院名誉院長
▽川面克行・アサヒグループホールディングス代表取締役副社長
▽川村晃司・ジャーナリスト
▽木下寛之・元農畜産業振興機構理事長
▽久保利英明・日比谷パーク法律事務所弁護士
▽小林栄三・伊藤忠商事取締役会長
▽斉籐由里子・農林中金総研常務取締役
▽谷定文・時事通信社常務取締役
▽長谷川政二・長谷川農園代表
▽林良博・兵庫県森林動物研究センター研究統括監
▽藤田毅・農業法人フジタファーム代表取締役
▽森久美子・作家
▽和田寿昭・日本生協連専務理事
(関連記事)
・農協改革、農家・農村の所得増大を 西川新農相(2014.09.04)
・【農業改革、その狙いと背景】米輸出に「日本農業の希望」はない 大泉一貫氏の「稲作偏重農政」への反論 村田武・九州大学名誉教授、愛媛大学客員教授(2014.09.02)
・ICAの連携・調査団が訪日(2014.09.02)
・政府の農協改革案の破壊力(2014.09.01)
・米価低迷に危機感 萬歳JA全中会長(2014.09.05)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日