福島県 新4JA発足 式典と新たなスタートへ意気込み2016年3月2日
3月1日、福島県内にあった17JAは新4JA発足によりJA東西しらかわを含めた5JAとなった。当日行われた各JAの式典とこれからの意気込みについて掲載する。
合併は平成24年11月に開かれた第38回JA福島大会で決議された。また新生4JAの基本方針や重点課題、目標の確立のため第39回JA福島大会が開かれた。
県内4JA構想は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からの早期復興、組合員の営農とくらしに貢献することを使命とした「JAグループ福島の新たな組織体制の実現」の決議に基づくもの。
【JAふくしま未来】 菅野孝志代表理事組合長はオープニングセレモニーで「東日本でも有数の広域JAとしてスケールメリットを生かし、『本気力』を持った事業運営で組合員や地域に還元していきたい」と挨拶した。
「未来への 心をつなぐ パートナー "農をはぐくみ 地域をつなぐ"」を経営理念に掲げ、笑顔あふれる地域づくりに向けてスタートした。
【JA福島さくら】 結城政美代表理事組合長は、経営理念に掲げた「農業の振興と地域社会への貢献~緑の輝き・地域の輝き~」、並びに経営方針に掲げた「より身近に、より信頼されるJAづくりの実践」を着実にすすめていきたいとコメントした。
【JA夢みなみ】 「地域の懸け橋」を新JAのキャッチコピーとし、新たなスタートを切った。
橋本正和代表理事組合長は、日本農業がTPPや農協改革など国内外で重大な転換期にあり、また福島県の農産物の風評被害も払拭されてない現状にあると話した。同JA管内は野菜・果樹・畜産のバランスのとれた農業地帯であり、「旧JAの持つブランド力を有機的に結合しながら、JA夢みなみのブランドを確立していきたい」とあいさつした。
【JA会津よつば】 長谷川一雄代表理事組合長は記念式典で「新JAの基本理念は、会津の豊かな自然と文化を守り、夢と活力ある農業と、安心して暮らせる地域社会の実現である。新生JAの役職員として知恵と協調をもって、速やかに一体感の持てる態勢を構築しなければならない」とあいさつの中で述べた。
(写真)各JAで行われた式典のテープカットと代表理事組合長の挨拶
(関連記事)
・【人事速報】JAふくしま未来(福島県)新組合長に菅野孝志氏 (16.03.02)
・【人事速報】JA福島さくら(福島県)新組合長に結城政美氏 (16.03.02)
・【人事速報】JA夢みなみ(福島県)新組合長に橋本正和氏 (16.03.02)
・【人事速報】JA会津よつば(福島県)新組合長に長谷川一雄氏 (16.03.02)
・「震災復興と未来につなぐ協同の実践」目指し 福島で新4JA 発足 (16.03.01)
・福島県 来年3月新4JAへ 16JAが合併合意 (15.11.05)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日