JA全農 玄米パックごはん事業で出資・業務提携2018年12月21日
JA全農は12月20日、「(株)結わえる」と業務提携契約を締結し、第三者割当増資を引き受けたと発表した。
(株)結わえるは2009年に設立。寝かせ玄米のパックごはんを製造・販売している。
寝かせ玄米とは、特殊な圧力釜で炊飯した玄米を3~4日熟成させる(寝かせる)ことで白米のようなモチモチした食感を実現した玄米。
同社は大手コンビニや通販、寝かせ玄米おにぎりや、国産・無添加にこだわった食材などを販売する直営店舗「いろは」の展開などで年々売上げを伸ばしている。今後は大手流通業者との新規取引、工場設備の増強、直営店舗の拡大などを計画している。
JA全農は今回の出資・業務提携で同社と特別栽培米生産者を結びつけることによって原料米を供給するとともに、寝かせ玄米商品の販売拡大を通じて、実需者への直接販売の拡大、生産提案型事業の拡大を進める。また、寝かせ玄米という米の新しい食べ方の提案、発信で米消費拡大にもつなげていく。
▽(株)結わえる(代表取締役社長 荻野芳隆 東京都千代田区神田錦町)。2009年設立。寝かせ玄米の製造・販売事業、飲食店事業、コンサルティング事業。
(関連記事)
・カナダで穀物輸出施設運営会社を設立-JA全農(18.12.14)
・【米生産・流通最前線2018】三澤正博・木徳神糧(株)取締役専務執行役員インタビュー(18.11.30)
・史上初、たんぱく質を減らした「玄米ごはん」開発 東洋ライス(18.07.19)
・サトウ食品と資本・業務提携-JA全農(18.07.09)
・JAタウンの事業拡大で業務提携 JA全農(18.06.19)
・直販事業拡大へ業務提携-JA全農(18.03.29)
重要な記事
最新の記事
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
宅配商品の試食販売・交流「商品展示会」26日に開催 パルシステム千葉2025年10月16日
-
世界規模のフード・アグリカンファレンス「WAFI 2025」で最高賞 AGRIST2025年10月16日
-
国・世界と現場の実践が交わる、日本農業のこれから「GAP JAPAN 2025」開催 日本GAP協会2025年10月16日
-
ワンランク上の洋食に「ハンバーグソース デミグラス」新発売 サイボク2025年10月16日
-
ベーカリー監修「よつ葉北海道十勝ミルクスライス」オリジナルパンレシピ公開2025年10月16日
-
ダブルプレスジュース「Vicca」に新プラン登場 青木フルーツ2025年10月16日
-
「第16回調味料選手権2025」最終審査会販売会を阪神梅田本店で開催 日本野菜ソムリエ協会2025年10月16日
-
「罪悪感なき時短」「ゆるやかな食卓革命」明らかに『お料理セット』利用者調査 パルシステム2025年10月16日
-
「国際協同組合年記念シンポジウム」開催 近畿ろうきん2025年10月16日
-
【2025国際協同組合年】「協同組合っていいかも!」 若い世代へ発信を 連続シンポ第6回2025年10月15日
-
イネカメムシをムシヒキアブが捕食 「天敵」防除に可能性 有機農研シンポで報告2025年10月15日
-
平成の大合併と地方自治【小松泰信・地方の眼力】2025年10月15日