販売力強化し所得向上へ JA全農・山﨑新理事長にインタビュー2019年7月31日
JA全農の山﨑周二理事長は7月31日、JAcomのインタビューに応じ、新理事長としての抱負を語った。このなかで同理事長は、「中期3か年計画に沿い、作物別の戦略を策定して販売力を強化し、農業総産出額を計画的に拡大させる。このことを全農のメッセージとして伝えたい」と強調した。(インタビュアーは東京大学名誉教授・谷口信和氏)
インタビューの中で山﨑理事長は、JA改革の中で、JAグループの取り組みを組織内だけでなく、地域においては代替のきかない組織であることを、外部に積極的に発信する必要性を強調した。これまで取り組んできた肥料や農機など生産資材のコスト引き下げが、どこまで生産者の所得改善につながっているかについて、検証の必要性を指摘した。
販売面では、特に量と価格安定が求められる加工需要で、複数のJAが個別に販売している例があり、「食品企業が求めるものを全農でまとめ、再生産できる価格が確保できるよう改善していく」と言う。販売重点の取り組みで、平成31年度からの3か年事業計画で打ち出した取扱計画5兆円を達成し、生産者の収入の安定に努めたい」と決意を示した。
(写真) JA全農・山﨑新理事長
※詳細は近日掲載予定
(関連記事)
・「GAP=信頼できる産地」 全国GAP推進シンポで全農の戸井氏(19.7.31)
・バリューチェーン構築へ商品開発加速 全農版SPAも視野-山﨑理事長(19.07.30)
・JA全農・山﨑新理事長「5年後、10年後を見据え全速力で走り続ける」(19.07.26)
・「スピードをあげ、急速に変化する情勢に対応する」-JA全農 山﨑新理事長(19.07.29)
・取扱高4兆5925億円 計画を達成 JA全農(19.07.29)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日