会津産厳選コシヒカリ「AiZ'S‐RiCE」新米を発売2019年10月23日
あいづの厳選米生産推進協議会(会津若松市)は10月18日、東京・築地の料亭、つきぢ田村で会津産の厳選コシヒカリ「AiZ'S-RiCE」の新米発表会を開いた。
「AiZ'S‐RiCE」2kg袋のパッケージ
「AiZ'S-RiCE」は、江戸時代前期に書かれた会津地方に伝わる農業指導書「会津農書」に記されている伝統的な農法で栽培する会津のブランド米。会津若松市内の酒造会社で作られる会津清酒の酒粕を肥料として土づくりに用いた会津産コシヒカリの1等米で、江戸時代から米どころで酒造りが盛んだった会津らしい伝統的な農法で作っている。
「食味ランキング」で平成25年から6年連続で「特A」を獲得する会津産コシヒカリの中でも、会津の伝統農法で育てた食味値80点以上のものだけを厳選した「AiZ'S‐RiCE」。首都圏の小売店に試食モニターを依頼しアンケートしたところ、90%以上が「ツヤ」「つぶ」「粒の張り」の3項目でポイントが高く、食味を含めた全体の評価では76%が非常に満足から満足と答えた。冷めた時のおいしさも好評で「冷めても粘りがあり旨味もある」「冷めてもおいしく弁当によいと思う」などの感想が寄せられた。
贈答用のパッケージも用意している。パッケージのデザインは、元電通のアートディレクターでキリンの缶コーヒー、FIREシリーズなどを手掛けた川村貞知氏が担当。太陽のイメージを重ねた会津の伝統工芸「赤べこ」や磐梯山のシルエットを表す結ばれた稲穂で人と人の絆で作られる会津の米を表現している。
会津若松市の室井照平市長は「雪国ならではの良質な水と、盆地特有の朝と夜の寒暖差が大きい米づくりに適した環境で生産者が意欲的にお米を作っている。2年目となる今年の新米も無事収穫できた」とあいさつ。JA会津よつばの貝沼久栄代表理事専務は「水、空気、豊かな大地で真心をもって生産している。なかなか手に入らないAiZ'S‐RiCEを贈答用にぜひ使ってほしい」と話した。
小売参考価格は5㎏3000円、2kg1200円、300g400円。いずれも税込み。
(写真)左・室井照平会津若松市市長/右・貝沼久栄JA会津よつば代表理事専務
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