TAC窓口に多面的なコロナ対策支援展開-JAぎふ2020年5月20日
JAぎふは、新型コロナウイルス感染症の拡大により様々な影響が出ている管内の担い手や専業農家に対し、今後の営農活動への影響を最小限に抑えるため営農部のTACを相談窓口とした多面的な支援策を展開する。
担い手農家の状況を電話で確認し支援策を伝えるTAC
TACは支援策等をまとめたチラシをポスティングし、内容を電話で説明する。公的助成制度やJAとして支援できる内容等を農家に説明するとともに、現在の悩みや将来発生することが予想される事案を収集し、支店や融資担当部署と共有しながら農家と一緒になって考え、解決策を提案する。
独自の支援策は、再生産や今年の営農活動に必要な「ヒト、モノ、カネ」の視点に分けて説明している。人手不足には、無料職業紹介事業を活用した人員確保につなげる。農産物出荷については、需要が不安定な状況でもできるだけ安定して出荷できるよう、市場だけでなく産直店も含めた販売先開拓に努める。資金需要には、金融部農業経営サポート室と連携し、金利ゼロの独自農業者緊急支援資金による融資で、当面の運転資金の確保する。また、米の出荷契約金の支払いを1ヵ月前倒しで行う。
現在必要とされる支援や対策と、今後予想される影響の拡大に備えた支援を並行して行い、短・中・長期にわたる総合的なサポートを実践。新型コロナウイルス感染症による地域農業への影響を最小限に抑える。
JAぎふの武藤隆志常務理事は、「すべては組合員とともに」を念頭に、地域農業を維持する効果的な支援を迅速に行わなければならないと強調。「農家の声を積極的に収集し、相談から提案につなげ一緒になって乗り越えていく対策を行う」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日