中国・COCFCOの新ブランドに日本産米を輸出-JA全農2021年4月21日
JA全農は4月20日、中国の中糧集団有限公司(COFCO)が発売する輸入米の新ブランド「KING FOOD」向けに日本産米を輸出すると発表した。
COFCOは中国最大の穀物・食品企業でこれまでも取引がある全農の輸出事業を担うJA全農インターナショナルが輸出する。
COFCOは4月19日に北京で輸入米新ブランド「KING FOOD」を発表した。このブランドは中国に輸入する日本産、タイ産、カンボジア産など新たな商品ブランド。今回、JA全農は新潟産コシヒカリ2kgを精米して輸出する。国内でパッケージも製造し袋に新潟産コシヒカリを明記した。色は青と白の2種類。
初回数量は48t。4月22日が輸出予定日で北海道石狩湾新港から大連に向かう。到着後は、中国の端午節(2021年6月12~14日)に中国全土の小売店で販売される。
19日の北京での発表会にはJA全農インターナショナルの瀬戸二郎社長が動画でメッセージを送った。そのなかで瀬戸社長は「中国で日本産米は柔らかな食感と香りの良さなどから人気を博している。全農グループは「KING FOOD」ブランドとともに最高の日本産米を中国の消費者にお届けする」と伝えた。
JA全農インターナショナルは中国に向けにこれまで年間200tの米を輸出してきた。今回の新ブランド向けの初回数量48tは年間輸出量の4分の1を超える。
JA全農では販売先の明確化と海外市場で求められる品質規格に実現など、マーケットイン型の輸出事業の拡大に力を入れており、今回の精米輸出もその一環。全農輸出対策部では今回のような相手先の新商品企画に対応して米の輸出量を着実に積み上げていくなど、輸出事業を通じた国内生産基盤の維持・拡大に向け中国をはじめとする海外市場を開拓していく方針だ。
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