ザルビオ紹介WEBミーティングを開催 JA全農2022年8月8日
JA全農耕種総合対策部スマート農業推進課は、7月29日に「ザルビオ紹介WEBミーティングを開催」をオンラインで開催した。
BASFジャパン株式会社
有松潤二氏
今回のWEBミーティングは、BASFジャパン アグロソリューション事業部 マーケティング部 ザルビオデジタル農業ソリューションの有松潤二氏を講師に招き、「誰でも簡単にスマート農業を始められる」という趣旨の下で行われた。
日本の農業は、就業人口の減少、生産者の高齢化、耕作放棄地の増加と数多くの問題を抱えている。このような状況の中で、スマート農業が問題解決の切り札とされており、ザルビオは作業の効率化、収量アップ、コスト削減といった生産者が抱える問題の解決役として、JA全農とBASFが普及を進めている。有松氏はザルビオが、衛星画像を毎日撮影することで生産者にとっての「目」の部分をサポートし、AIを使ってデータ分析を行い生産者の「頭」をサポートし、スマート農機と連携して生産者の「手」をサポートすることができる多くの機能を持ったシステムだと説明した。WEBミーティングでは「地力マップ」、「生育マップ」、「散布天気予報」の3つを中心に説明が行われた。
「地力マップ」は指定した圃場の過去15年のデータを分析して、地力のムラを色の濃淡で表したもの。「生育マップ」は葉面積指数を基にして、生育状況を色の濃淡で表示したもの。「散布天気予報」は農薬散布に適した日付や時間帯を色で表現したもの。これら3つを使うことで、必要な場所に必要なだけ施肥や防除を行うことができ、農薬や肥料のコスト削減につながると説明した。また、ザルビオ自体の料金についても説明があり、これらの機能が月額換算で1100円で使える(年間契約が必要)ことも魅力として伝えられた。ザルビオを実際に操作して、アカウントの取得から圃場、作物の登録、地力マップや生育マップ、散布天気予報の見方といった一連の操作方法も説明された。
ザルビオの画面
圃場管理システムであるZ-GISとの連携についても説明があり、Z-GISで読み込ませているExcelを編集することでザルビオと連携ができるようになることや、その方法が伝えられた。質疑応答の時間も設けられ、圃場の高低差は標高マップで確認できること、ザルビオが役立った例として、県の注意報より早くいもち病を察知して早めに防除ができた熊本県の例が紹介された。また、ザルビオでは簡単に可変散布マップを作成することができ、作成したマップをShape形式やXML形式で出力してスマート農機に読み込ませることで、可変施肥をできることが説明された。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年9月3日
-
【農協時論】小さな区画整理事業 生産緑地保全と相続対策の要に JA東京スマイル 眞利子伊知郎組合長2025年9月3日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年9月3日
-
【注意報】ねぎ、キャベツなどにシロイチモジヨトウ 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年9月3日
-
【注意報】いちごに炭疽病 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年9月3日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の仕上げ防除 カメムシ対策は必須 暑さで早めに対応を2025年9月3日
-
ミサイルは兵糧攻めに有効か【小松泰信・地方の眼力】2025年9月3日
-
「コウノトリ育むお米」4万4000円 JAたじまが概算金 「消費者も付加価値を理解」2025年9月3日
-
【人事異動】農水省(9月2日付)2025年9月3日
-
8月大雨被害に営農支援策 農機修繕、再取得など補助2025年9月3日
-
緑茶輸出 前年比9割増 7月の農産物輸出実績2025年9月3日
-
JA貯金残高 107兆337億円 7月末 農林中金2025年9月3日
-
よりよい営農活動へ 本格化するグリーンメニューの実践 全農【環境調和型農業普及研究会】2025年9月3日
-
フルーツプレゼント第3弾は新潟県産日本ナシ 応募は9月23日まで にいがた園芸農産物宣伝会2025年9月3日
-
9月9日を「キュウリの日」に 行政と連携して"キュウリ教室"初開催 JA晴れの国岡山と久米南町2025年9月3日
-
大学協同組合講座設置促進シンポジウム 9月16日にオンラインで開催 JCA2025年9月3日
-
脱炭素と環境再生へ 農林中金のコンソーシアムが本格始動2025年9月3日
-
『農地六法 令和7年版』発売 農地法関連政省令・通知を完全収録2025年9月3日
-
「アウト オブ キッザニア in えひめ」で「だしの伝道師」担当 マルトモ2025年9月3日
-
大阪・関西万博で「EARTH MART DAY」開催へ 食と農の未来を考えるイベント クボタ2025年9月3日