第64回全国家の光大会 記事活用の部 志村源太郎記念賞に福島県代表の本田恵子さん2023年2月20日
(一社)家の光協会が2月17日に京都市で開催した第64回全国家の光大会では、体験発表の全国大会が行われた。審査の結果、記事活用の部で最優秀の志村源太郎記念賞には、福島県代表の本田恵子さん(JAふくしま未来)が、普及・文化活動の部で最優秀のJA全中会長賞には、福岡県の岡﨑伸子さん(JA糸島)がそれぞれ選ばれた。
(最優秀賞の2人の発表内容は後日、改めて紹介します)
体験発表は前日の16日に都道府県代表による大会が東日本地区、中日本地区、西日本地区に分かれて行われ、記事活用の部に47人、普及・文化活動の部に11人が出場した。審査の結果、記事活用の部で6人、普及・文化活動の部で3人が全国大会の発表者に選ばれた。
発表者はそれぞれ10分間で家の光の記事を活用した活動体験や文化活動の取り組み内容などを発表した。審査の結果、記事活用の部の志村源太郎記念賞には、福島県のJAふくしま未来の本田恵子さんが選ばれた。
志村源太郎記念賞を受賞した福島県代表の本田恵子さん
本田さんは「私のみちしるべ」と題して体験を語った。
「百姓というのは百のものを作り出す人だから百姓という」との父の言葉に送られて農家に嫁ぎ、夫が買ってくれた「家庭野菜全科」などを手に苦労を重ねながら様々な野菜栽培に挑んだ経験を発表。また、女性部役員として調理実演をJAの投稿動画サイトにアップしたことや、本田さんが作詞した曲が縁で福岡県の女性部と交流が生まれたことなど積極的に活動の幅を広げていることを紹介、令和3年と4年の福島県沖地震では、温かいメッセージとともに救援物資を送ってもらったエピソードを語り、「これが絆の力というものかと改めてしみじみと感じました」などと交流の成果を語った。地域への貢献や1つ1つの活動に重みを感じられる点が高く評価された。
また、普及・文化活動の部のJA全中会長賞には、福岡県のJA糸島の岡﨑伸子さんが選ばれた。
JA全中会長賞を受賞した福岡県代表の岡﨑伸子さん
岡﨑さんは「糸島の愛とパワーをお届けします!」と題して発表した。
「家の光」の記事をヒントにコロナ禍で学生が食事に困っていることや食品ロスが年間600万トンにも上ることを知って食の支援活動を思い立ち、こども食堂への参加や学生たちへの食の支援に取り組んだ経緯などを紹介した。イベントなどを通したこの1年の食の支援は米や青果、日用品なども合わせると合計26トンにも上ったことに触れて、「食を通じて多くの方との絆ができ、やりがいのある活動になっています」と活動の成果を語った。地域や時代の課題に適切に取り組み、しっかりと効果を生み出している点が高く評価された。
全国大会出場の9人には家の光協会会長特別賞が贈られた。受賞者は以下の通り(敬称略)。
【記事活用の部】
▽「人と地域と未来をつなぐ「唯一無二の女性組織」を目指して」和歌山県 JAみくまの 樫原貴子
▽「 新たなつながり」福井県 JA福井県 滝本和子
▽「さくらガールズ、今だからこそやってみた!!」香川県 JA香川県 武田豊子
▽「はじまりはいつでもいいものですね」宮城県 JAみやぎ仙南 国分由美
▽「 "であい"から輪がひろがって」山口県 JA山口県 村上陽子
▽「私のみちしるべ」福島県 JAふくしま未来 本田恵子
【普及・文化活動の部】
▽「糸島の愛とパワーをお届けします!」福岡県 JA糸島 岡﨑伸子
▽「家活」で"つなぐ"~「えっ!」 からのスタート〜」茨城県 JA北つくば 古橋成美
▽「咲かせよう! 仲間の輪『家の光』の輪」岐阜県 JAいび川 髙橋美帆
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