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新入職員にトップは何を語ったのか JAグループ・農水省で伝えられたメッセージは2023年4月6日

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コロナ禍がひと段落して迎えた新年度。JAグループは4月3日に東京都内で令和5年度JA全国機関新規採用職員の合同研修会を開くなど、新入職員を迎え、4年ぶりに実開催で催しを開いた。JA全中の中家徹会長は「国消国産」の取り組みを強化するとした上で、5つの心得を説いた。4日のJA共済連新入職員入会式では、JA共済連の青江伯夫会長が「JA共済の財産は人である」と強調し、「歩(あゆみ」という字の意義を紹介した。農水省では、野村哲郎農相が基本法の見直し作業が進む中、「今年はターニングポイント」と強調、5年後10年後の日本農業を変えてほしいと呼びかけた。
それぞれのトップのあいさつの要旨を紹介する。

緊張した面持ちのJAグループの新入職員緊張した面持ちのJA共済連の新入職員

JA全中の中家徹・代表理事会長のあいさつ要旨

JA全中・中家徹会長あいさつを述べるJA全中・中家徹会長

今日の世界は、ロシアのウクライナ侵攻や世界的規模の気候変動、人口の増加で、食料の安全保障のリスクが高まっています。一方で国内の農業は、担い手不足や高齢化に加え、世界的な肥料や飼料価格の高騰で農家の経営悪化は深刻です。なにより農業生産基盤の弱体化が加速しています。

国消国産の取り組み強化

世界をみると8億人が飢餓状態にあり、やがて食料争奪戦が起こるのではと心配されます。一方、経済のグローバル化が進み、国内農業は国際競争を余儀なくされています。こうしたリスクが国民や消費者になかなか理解されていないのが現状です。
このためJAグループは国内の消費はできるだけ国内でまかなうという「国消国産」を提唱し、食料自給の運動を展開しています。昨年は10月16日を国消国産の日、10月を国消国産月間としてきましたが、今年は10、11月の2カ月にわたり、国民に訴えかけようと思っています。

「心身の健康」「一生懸命」など5つの心得

私の考える職員としての心得を述べます。
第1に「心身の健康」。特に「心」が大事です。これから職場で、困難に突き当たり、悩むことがあると思います。一人で抱え込まず、悩みを仲間に打ち明けて解決するようにしてほしい。
二つ目に「自己啓発」です。努力は才能に勝るといいます。学歴より学習歴です。インド独立の父、マハトマ・ガンディーの「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」という言葉を贈りたい。メモをとることを勧めたい。記憶よりも記録です。日記をつける習慣をつけてほしい。そのとき感動、感激したことを記録することで、その人の生き様を確かめることができます。

三つ目が「一生懸命」です。何事も一生懸命に取り組むことで、感動を与え、人を動かすことができます。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で見せたヌートバー選手のひたむきなプレーは多くの人に感動を与えました。四つ目は「事業利用」。トヨタ自動車はトヨタの車しか使わないと言われます。JAは幅広く事業展開しています。組合員にJAの事業の利用を勧めて、自分は利用しないということは許されません。家族ともどもJAの利用を意識してほしい。
そして「組織の人間」ということを忘れないように。皆さんはJAの背番号を背負って仕事をすることになります。一人ひとりの行動が組織全体の評価につながります。

出ない杭は引き抜かれる

最後に「存在価値」です。「お前がいるから助かる」「あの人だけは(人事異動で)動かさないで」といわれるような職員になってほしい。
「出る杭は打たれる」といいます。しかし出ない杭は引き抜かれます。ぜひ出る杭になってほしい。JA系統内で学べる機会はいくらでもあります。日本農業新聞、「家の光」「地上」は必読です。「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にする」といいます。人は苦しみを克服することで成長するものです。
現在、農業の現場は大変です。JAの経営も大変です。しかし一方で食料安保の機運が高まっています。ピンチをチャンスにするときです。それぞれ職場で自分を磨き、自らの存在価値を高め、すばらしいJAにしていただきたい。

JA共済連の青江伯夫会長のあいさつ要旨

「歩」を紹介するJA共済連・青江伯夫会長「歩」を紹介するJA共済連・青江伯夫会長

明るいニュースが少ない中、先日のWBCは盛り上がりました。「人生が夢を作るのではない。夢が人生を作るのだ」。この言葉を大谷(翔平)選手が言っています。まさにその通りだと思います。
皆さんも希望と不安の気持ちが同居していると推察しています。

JA共済の財産は人

50年ほど前、私も岡山の共済連に入会しました。入会式で役員の方が言った言葉が、いまだに印象に残っています。
農協団体には大きな団体が4つある。中央会、全農、JAバンク、JA共済です。それぞれの特徴があると言われました。中央会には頭がある。全農には物がある。JAバンクにはお金がある。JA共済はお金や物はございませんが、無限の財産がある。人がJA共済の財産だとの言葉を聞きました。当時はわかりませんでしたが、今でははっきりとわかります。
農業協同組合の運動の原点は、組合員、人です。それを一番理解して運用しているのはJA共済だと思います。人を重んじて仕事をしている組織はJA共済しかないと言っても過言ではない。われわれの仕事は皆さんの力量で大きく変わる組織でもあります。

JA共済があったから

私が体験をした一例を紹介します。高校2年の男の子です。父親が突然病気で亡くなりました。お母さんと妹がいた。高校を中退し、家族を守るという話がありましたが、JA共済のおかけで卒業し、就職をし、今年結婚します。
私は岡山県の出身です。5年前、西日本豪雨にあいました。復旧作業に行くと、「JAさんはなんで(建物更生共済の)案内をもっとしてくれなかったのか」と言われました。まだまだ運動ができていないと感じました。
私たちの仕事は、それは組合員、利用者の生命と財産を守ること、守り続けないといけません。

歩という1文字

私が大事にしている1文字があります。「歩(あゆむ)」です。大学の恩師からいただきました。この字を手のひらに書いてみてください。「止まることを少なくする」と書きます。昨日より今日、今日より明日。問題・課題が起きるでしょうが、前に一歩ずつ進む、その勇気をもって頑張っていただきたい。

農水省入省式での野村哲郎農相の訓示要旨

今年をターニングポイントの年に

新人職員に訓示を述べる野村哲郎農相新人職員に訓示を述べる野村哲郎農相

昨年、大臣に就任して幹部の皆さまに、今年をターニングポイントの年にしようと、日本の農業をかえていく年にしようと申し上げました。この1年2年の間に大きく日本の姿が変わりつつあります。コロナしかり、またウクライナ戦争が始まり、続いています。この中で何が起こったか。一番最初に食料がどうなっているのか、みなさんがほぼ毎日食べるパン類は小麦からできます。小麦の輸出はロシア、ウクライナが世界の3割を占め、価格が上がりました。もう1つ困ったことは農産物をつくる肥料原料、チッソ、リン酸、カリという3要素があります。これは100%と言っていいくらい輸入です。こういったことがウクライナ戦争が始まって惹起されました。

基本法見直しへ 先輩とともに日本農業変えて

食料の自給率というものがあります。日本はわずか37%、先進国の中で最低です。また、日本人の食生活が変わってきて、畜産を養っているのはトウモロコシを中心にした餌ですが、これもほとんど輸入です。これで日本は本当に国民の胃袋を賄えるのかということになってくるわけです。ですから国内で必要なものはできるだけ国内でつくろうと、今、役所を挙げて、その作業を進めています。なぜ日本の自給率が低くなったかといえば、それで事足りていたわけです。重工業品を作って輸出して、そのお金で食べるものを買えば良かったですけど、それではうまくいかなくなった。やはり自国にあるものはできるだけ活用する、自国で生産しようということで計画づくりに取り組んでいます。
ちょうど農業の憲法ともいうべき食料・農業・農村基本法ができて約20年になり、新たな法律に改定しようと作業を進めいます。6月末には大体の方向が出て来年には改定します。それに基づいて日本の農業を変えていこうと、こんな意気込みで、皆さん方の先輩は一生懸命仕事をしております。その一員として、皆さん方もぜひ頑張っていただきたい。5年後、10年後の日本の農業がどう変わっていくのか、楽しみにしております。それを変えていくのもあなた方だと思っています。

明るい日本の農業をつくるのは若い力

農業をめぐって担い手がいなくなったなどと暗い話がよく出ますが、そんなことはありません。日本農業は明るいです。畜産や園芸作物などいろんなところで後継者は育っています。日本の農業は本当に明るいものになっていくと思います。そう仕向けていただけるのが、私は皆さん方、若い力だろうと思っております。ターニングポイントの節目に、何かのご縁があって農水省を選んでいただいたと思います。ぜひとも皆さまの力を貸してください。そして日本の農業を変えてください。

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