取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
日本文化厚生連は7月25日、東京都内で通常総会を開き、23年度事業報告などを承認するとともに、厚生連医療と農協福祉の発展に向けた特別アピールを採択した。
日本文化厚生連の通常総会
23年度の医薬品・医療材料等の購買品取扱高は、前年比105%の930億円で過去最高の取扱高となった。
厚生連病院で使用する医薬品・医療材料の共同購入事業は、70年にわたる取り組み。23年度は新薬を中心として製薬メーカーが高価格維持を示すなか、価格交渉によって平均乖離率(薬価と実勢価格の差)の悪化を全国平均の3分の1程度にとどめることができたほか、利用結集に応じた奨励制度による会員還元を行い厚生連病院の経営支援に務めた。
決算状況は、事業利益2563万円(前年比41.9%)、経常利益9102万円(同67.6%)、当期剰余金6950万円(同68.0%)となった。
23年度は人づくりを支える情報教育事業の充実化に取り組み、ウェブ型職員研修システム「厚生連オンラインカレッジ」(Kカレッジ)を昨年4月に開講し23年度末で厚生連職員約8000人が受講している。
また、ICAとJCAの「協同組合のアイデンティティ」についての話し合いの呼びかけに応え「協同組合としての厚生連医療・農協福祉と地域づくり」をテーマに経営管理委員会を中心に協議し協議結果をJCAに提出した。
総会では「ICA「協同組合のアイデンティティ」協議と第30回JA全国大会を契機として厚生連医療・農協福祉のさらなる発展をめざそう」と題した特別アピールを採択した。八木岡努経営管理委員会会長は「厚生連医療と農協福祉を守るため全中、全厚連と連携して全力で取り組む」と述べた。
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