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【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】新規就農者を伴走支援 TAC部門優秀賞 JAふくしま未来そうま地区営農企画課 蒔田和也さん2025年11月27日

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TAC・出向く活動パワーアップ大会2025のTAC部門ではJAふくしま未来そうま地区営農企画課の蒔田和也さんが優秀賞を受賞した。

JAふくしま未来そうま地区営農企画課 蒔田和也さんJAふくしま未来そうま地区営農企画課 蒔田和也さん

 蒔田さんは『自己資金ゼロでも「ここで農業を始めたい」実現に向けた生産者とJAとの歩みと題して発表、新規就農者に対しては指導・支援というより「伴走者」であり、伴走者は何人いてもいいと話した。

 新規就農者は2023年6月から福島県の認定研修施設である小高園芸団地で1年間研修を行った後に新規就農し現在2年目。きゅうりと春菊を計10a栽培している。友人の農業を手伝うなかで関心を持ち就農を決意した。 自己資金はほぼゼロで家族が農業者ではないため農地ないという完全にゼロからのスタートでまずは課題の洗い出しから始めた。

 借り入れを行う制度資金の選定と返済できる金額の策定、将来を見据えたほ場の選定や専門知識の習得など多くの課題があったが、JAだけで課題を解決するにはハードルが高く、県や市町村など関係機関を巻き込みそれぞれの専門分野で分業することで就農まで導くことができるのではないかと考えた。

 栽培技術の習得では小高園芸団地のハウス2棟を研修棟と位置づけ、団地の従業員とともに作業を行い、不明なことは随時相談に応じるが、自分で考えて実践できる研修体制とした。

 研修期間中はモチベーションの維持のため前向きの言葉かけを意識するなど信頼関係の構築に努め、JAの部会への加入も斡旋し仲間づくりも支援した。

 ほ場の選定は農業委員会に候補地を選定してもらい、日当たりや風向き、水や電気が通る場所なのかなどJAが同行して現地確認を一緒に行うことが重要だ。ほ場を早く決めると定植する準備に時間を使うことができることにもなる。

 農地の土壌検査では残留農薬検査と土壌分析による施肥設計を行った。これも早めに検査分析することで土づくりに時間が使える。また、次年度のハウス増設を見越した定植位置の検討なども行った。

 機械や資材については担い手とJA、県と市町村で定期的に集まり必要な機械の選定を行い、農機センターやJAで見積もり作成し、担い手の予算に合わせて提案した。関係機関と連携することでさまざまな意見を取り入れて提案することができる。

 青年等就農資金も活用したが、さらに使える補助制度を選定して担い手に提案し、申請作業もサポートし、借り入れ金額の4割程度を補助事業で圧縮することができた。 これらの支援は関係機関が連携し同時並行で対応する必要がある。しかも就農がゴールではなく伴走していく必要がある。今回の取り組みを単発で終わらせずモデルとして後に続く人材を育成して担い手不足が少しでも解消していくように各関係機関と取り組んでいくことが必要だ。

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