JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】新年度、気持ちを新たに2020年4月23日
4月は新年度の始まり。役員交代や新人職員の入組、さらには今年度の総代会を控え集落(地区)座談会など、広報誌として欠かせない連絡・報告事項が目白押しで、誌面の多くがルーチンの報道に費やされている。そのなかで、特に新年度ならではの意気込みと問題意識が伝わる広報誌を紹介する。
・新規加入者増は請合い JAたじま「リレーション」
特集で取り上げた見開き4ページのJAたじま青壮年部の紹介は、読者の目をひく誌面になっている。部員19人というから、都合のつく人、青壮年部の役員が、全員黄色のシャツを着て登場。まず、この色のコントラストが目立つ。単純明快な見出しも分かり易い。集合写真も工夫次第ではこんな使い方があることを教えられる。
登場する部員は15人。部員は19人というから、都合のつかなかった部員を除いてほぼ全員集合か。次のページでは食農教育や、仲間づくりの活動の楽しさを部員がPRし、新規の加入を呼び掛けている。
・園芸の県域JAとして JA高知県「こうぐり」
昨年1月に県域JAになって2年度目を迎える。その意気と、園芸県高知ならではの特集である。「流通最前線 青果の流通を追え」のテーマで、JAと取引のある東京都中央卸売会社の仲卸と、東京流通センター内の中食・外食向け卸業者の2社の事業を、4ページにわたり、ルポ風にまとめている。
併せて東京都の豊洲市場で開いた、著名なシェフによる高知野菜を使った消費宣伝、料理教室の取り組みを紹介。シェフや市場関係者、さらには料理教室の参加者など幅広く、バランスよく登場させている。
・コロナ禍を緊急報道 JAうき「うきうき」
4月号の印刷は3月の下旬だが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けた緊急事態宣言発出前であり、危機感がまだ薄かったなかで、この問題を取り上げた広報誌は少ない。そのなかでも、熊本県のJAうき中央の広報誌は「新型コロナウイルス対策へ一丸」と銘打って、対策と注意を呼び掛けている。
各種イベントを中止したことについて、同JAは「地域と農産物を守るためリスク回避が必要と判断した」という。2月には緊急対策会議を開くなど、輸送園芸地帯のJAの厳しい状況認識に対し、「まず一報を」という思いが伝わる。
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