JAの活動:変革の時代 地方創生の主役は農業協同組合
【インタビュー・4JA組合長・専務に聞く】一層強まるJAと地域の一体感2015年1月13日
農業協同組合は、「協同組合」の名称が示すように、組合員による自主的・民主的運営の組織であり、単に農業生産だけでなく、農家の生活向上を目的とするものである。
その生活領域(地域)には、農家でない住民も住んでおり、ともに助け合うのは協同組合の趣旨からも当然である。そのため国際協同組合同盟(ICA)も、協同組合原則に「地域への関与」を挙げている。
政府・規制改革会議の「農協改革」論はそれを否定し、農協は農業生産に専念すべきだとする一方で「地方創生」を唱えるという、相矛盾した方針を打ち出している。実態を知らないか、あるいは知ったうえでの“確信犯”か。我々は改めて、今日、日本の農協が地域で果たしている役割を、全国の特徴ある4JAの組合長・専務に聞いた。
北から、岩手県盛岡市郊外の米地帯にあるJAいわて中央は、集落営農と法人経営による野菜との複合経営の確立で農業所得の向上を目指す。
長野県のJA松本ハイランドは、農家組合組織を軸に、集落単位のさまざまな地域活動を展開する。
また、ミカンで全国ブランドを持つ静岡県のJAみっかびは、ミカン一本で成り立つ農業の一層の前進を目指す。
一方、愛媛県のJAえひめ南は、激しい過疎化のなかで、JAの総合力を発揮し、地域の農業、生活にまるごと関わっている。
いずれのJAも、農業振興、地域の人々の生活を守る重要な役割を果たし、「地方創生」の主役として、地域に欠かせない存在になっている。
【インタビューは下記リンクから】
・集落営農と法人化を推進 藤尾東泉・JAいわて中央(岩手県)組合長(2015.01.13)
・農業軸に未来へつなぐ 後藤善一・JAみっかび(静岡県)組合長 (1月15日更新予定)
・健康第一の農村づくりへ 高山拓郎・JA松本ハイランド(長野県)専務 (1月16日更新予定)
・農業は地域の総合産業 黒田義人・JAえひめ南(愛媛県)組合長 (1月20日更新予定)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日