JAの活動:JA全農創立50年特集 なくてはならない「JA全農」を目指して
「さらなる機能発揮を」「一層の連携を」全国連からの言葉【JA全農創立50年】2022年3月30日
JA全農が創立50周年を迎えたことについて、同じJAグループ全国連として、JA全中、農林中央金庫、JA共済連の各代表から、全農の今後の活動への期待などについて言葉を寄せてもらった。
機能発揮さらに期待
JA全中会長
中家徹氏
全国農業協同組合連合会(JA全農)の創立50周年を心からお祝い申しあげます。
JA全農は、1972年の全販連と全購連の合併による創立以来、生産者の営農とくらしを支援し、農業と地域の活性化にご尽力されてこられました。
この50年間を通して食と農の最前線で奮闘され、農家・組合員には良質な生産資材を、国民・消費者には安全・安心な農畜産物を、安定的に供給する重要な使命を果たしてこられたことに心より敬意を表します。
特に、最近の生産資材価格の高騰により、資材の安定供給に向け、JA全農への期待、JA全農の果たす役割はますます大きくなります。
また、JAグループが提唱する「国消国産」の担い手として、JA全農の更なる機能発揮に大いに期待をいたしているところであります。
2021年10月に開催した第29回JA全国大会では、「持続可能な農業・地域共生の未来づくり」に取り組むことを決議いたしました。コロナ禍や国際情勢等を含め取り巻く環境が厳しさを増す中では、JA全農をはじめJAグループが一致団結して大会決議の実践に取り組んでいかなければなりません。そのためにも、次の50年に向けて、JA全農のますますの発展と事業活動を支える役職員の皆様のなお一層の活躍をご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
より一層深く事業面で連携を
農林中央金庫理事長
奥和登氏
この度、JA全農が創立50周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。これもひとえに、貴会の前身である全購連、全販連を含め、これまでの貴会役職員皆様方のご尽力あってのことと敬意を表します。
貴会が設立された50年前とは農業・農村の姿や農業を取り巻く情勢は大きく変化しておりますが、貴会は常に時代の変化を的確に捉えられ、農家・組合員を支え、所得の向上、地域の活性化に向け、事業の内容や取り組みについて常に改革し続けてこられました。
これからの農業を巡る環境は厳しさを増すことが想定されますが、農家・組合員の付託に応えるべく、当金庫も同じJAグループ全国連として、貴会と共同でJA営農・経済部門の成長・効率化に向けた取り組みを実施し、事業課題への解決策立案を通じたJA収支の改善および農家・組合員の所得向上の成果が着実に生み出されるように努力を続けるとともに、新たに開始した貴会との共同投資等によるバリューチェーン強化の取り組みについても、より一層深く事業面で連携し、貴会と共にこれからも歩んでまいりたいと存じます。
末筆ながら、一層のご発展と役職員皆様方のご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
農業振興の貢献に敬意
JA共済連会長
青江伯夫氏
この度は、創立50周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。また、関係者の皆様には、これまで長きにわたり農業者と消費者の懸け橋となり全国各地に安全で新鮮な国産農畜産物を届けるためご尽力をされてきたことに、深く敬意を表します。
さて、昨今の農業を取り巻く情勢は、農村部の人口減少・高齢化が進み、基幹的農業従事者が減少を続けるなかで、中・大規模農業者のシェア拡大も進んでおり、農業生産構造が急速に変化しています。
このようななか、第29回JA全国大会では「持続可能な農業・地域共生の未来づくり」に取り組むことが決議されました。これをふまえ、共済事業については「令和4年度から6年度 JA共済3カ年計画」において、組合員・利用者に「寄り添い」、包括的な安心を「届け」、農業・地域社会とより広く・より深く「つながっていく」ことで「組合員・利用者一人ひとりに寄り添った安心と満足の提供」と「持続可能なJA経営基盤の確立・強化」を実現してまいります。
また、組合員・地域住民とのつながりを強化すべく、地域活性化・農業振興への貢献にむけて、JAグループ全国連として貴会とともに連携して参りたいと存じます。
末筆ながら、全国農業協同組合連合会の一層のご発展と皆様方のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
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