「かんがい施設遺産」9か所を認定2014年9月17日
国際かんがい排水委員会(ICID、本部:インド・ニューデリー)は9月16日に韓国で開催された理事会で5カ国17施設を「かんがい施設遺産」として登録することを決めた。このうち日本からの申請によるものは9施設だった。
「かんがい施設遺産」はICIDが今年度創設した制度で、灌漑農業の歴史や役割を一般市民に理解してもらい、施設の保全をめざすもの。
今回、日本からは日本最古のため池といわれる大阪狭山市の狭山池や、放水する橋として観光地にもなっている熊本県山都町の通潤用水など9施設が認定された。
認定された9施設は次の通り。施設の詳細は農水省ホームページで。
▽稲生川(青森県十和田市)
▽雄川堰(群馬県甘楽町)
▽深良用水(静岡県裾野市)
▽七ヶ用水(石川県白山市)
▽立梅用水(三重県多気町)
▽狭山池(大阪府大阪狭山市)
▽淡山疏水(兵庫県神戸市他)
▽山田堰、堀川用水、水車群(福岡県朝倉市)
▽通潤用水(熊本県山都町)
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