JAの加入率94.3%に 全国農林漁業団体共済会2014年11月6日
JA職員などの退職金原資の積立て事業を行っている(一社)農林漁業団体共済会(JA全国共済会)は11月6日の理事会で26年度上期仮決算を承認した。
総資産額は5447億円となった。これは全JAの退職給付債務額の約45%に相当する。JAの剰余金に相当する一般正味財産の上期増加額は8.6億円を計上した。
JAの加入率は94.3%で前年度同期より0.1ポイント増えた。「制度」(役職員の退職金原資を非課税で積立て)と「施設」(個人の財産形成などを目的とした積立て)の100%加入実現県は埼玉県と三重県が加わって28県となった。
掛金収入は161億円(前年度同期174億円)、年金受入は33億円(同25億円)、退職給付金支給額は209億円(同184億円)となった。
事業計画の進捗状況としては「制度」新規加入・増口数が179万2000口を達成した。年度目標160万口を上期で突破、進捗率は112%となっている。
また、加入JAに最適な加入口数を計算し提示する「管理設計」の利用率目標を今年度は80%としているが、上期で73.7%となった。
そのほか給付還元利率は「制度」1.00%(前年度同率)、「施設」0.95%(前年度比▲0.05%)で確定した。
(関連記事)
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